かなり過激Hだなと思っても、絵柄がめるへんちっくでかわいいのが煙幕となっていて、嫌悪感がないのが特徴。
甘いけどえっちです。b-boyキューブ掲載らしいお話だなと納得したり。

「とじこめたいな」は、幼馴染みで風紀委員の直人を不良から守ろうとしたちひろが、体育倉庫でブルマー姿にされていた直人の姿にむらっとしてしまい、押し倒してしまうという、ミイラ取りがミイラみたいな話でした。
好き＝えっちという公式でヤッてしまうところが青春。直人大丈夫かな？と思わず心配してしまうけど、杞憂ですw
一方的じゃないことが直人の心情からきちんとわかるので、甘いし安心。描き方も生々しさが一切なくて、かわいい。

「春のメランコリック」は、ゼミの花見で1年間片想いしていたユキから酔った勢いでキスされてしまった春の話。
Hばかりでしたね。それ以外まったくストーリーはなかったw
青●するユキに、果たして愛はあるんでしょうか？むらむらが抑え切れなかっただけではないことを祈ります…
絵柄が可愛いから、つい見過ごすけど、冷静に考えるとユキって酷いですよね？そんな彼でも、春は泣いちゃうくらい好きなのでそれでいいみたいですが、読者としては不信感だらけに。
単なるドSじゃなくて、もう少し態度や行動で春への愛情や思いやりを見せて欲しかったです。口では愛してるって言ってるけど、それだけじゃ信じられない。

「あした晴れるかな」が、一番マトモな恋愛に思えました。絵柄に合ってる内容で、ほんわかできました。
それに反して、「願わくは恋もろとも」は…
こういうのも、青春としてあるかもしれない姿かもですが、読んでいて楽しいかといえば、ちょっと無理でした。
病んでる未熟な二人を描きたかったのだと思うけど、ただのエロ。

全体的に、恋愛感情とHのバランスが微妙で違和感が少々ありました。受を♂じゃなくて、そのままかわいい♀にしても成立しそうだし。