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4件
包帯クラブ
著者 天童荒太
多くの人が日々生きていく中で癒えない傷を抱えている。そんな彼らの心が少しでも軽くなるようにと願いを込めて結成されたあるクラブ。そのクラブを通して感受性豊かなティーンエイジャー達は仲間と共に喜び、哀しみ、傷つき、多くの事を知り、学んでいく……。日常を生きる中で確かに存在する傷にどう対処するか、繊細でありがならも、あたたかく、そして力強く描かれる、希望と再生の物語。
包帯クラブ ルック・アット・ミー! ──The Bandage Club Look At Me!
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包帯クラブ ルック・アット・ミー!
2022/03/20 17:31
包帯クラブ、世界へ。
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
「包帯クラブ」続編。様々な理由で傷ついた人々の、世界中に溢れた悲しみは、ひとつひとつ手当をすることは難しいけれど、できる限り手を尽くそうとする包帯クラブの面々が、世界に羽ばたき、その役割を担おうとする。人の助けを求めることは弱さではない。自分が弱い存在であることを認め、ほかの人と協力し合うことのできる、勇気ある人の行為である。包帯を巻くことにより、傷の存在を外に向かって知らせう。そして傷が人に知らせると、変化が生じる可能性がある。人は、必要に応じて助けを求める勇気を持たなければならない。
包帯クラブ ルック・アット・ミー!
2022/12/06 07:05
あの時の少年少女たちと
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
大人になって再会を果たせたような気持ちになりました。それぞれが歩んだ道は別々でも、傷ついた心と身体をそっと包み込むような語り口は変わっていません。
包帯クラブ ルック・アット・ミー!
2022/05/29 18:12
わたしはここにいる
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投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る
幸せな気持ちが溢れるような読後感。
傷ついた人を癒やして気づいてあげられるように、街のその場所に包帯を巻いてあげる。
そんな活動は良くないこととして禁止されてしまったけど、活動は世界中に広がり「包帯クラブ」が出来上がった。
助けを求めたら包帯クラブの近くにいるメンバーが駆けつける。
ひとりでは出来ることは限られているけど、たくさんの人たちの助けてあげたいという気持ちが、助けを求めている人たちを救っていく。
包帯クラブを始めたメンバーが世界中で活躍して飛び回る。
それぞれの恋の行方も語られながら、成長した彼ら活躍が頼もしい。