劣化するオッサン社会の処方箋~なぜ一流は三流に牛耳られるのか~
著者 山口 周
日大アメフト部監督による暴行指示と事件発覚後の雲隠れ/神戸市や横浜市の教育委員会等によるいじめ調査結果の隠蔽/財務省による森友・加計問題に関する情報の改竄・隠蔽/大手メー...
劣化するオッサン社会の処方箋~なぜ一流は三流に牛耳られるのか~
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商品説明
日大アメフト部監督による暴行指示と事件発覚後の雲隠れ/神戸市や横浜市の教育委員会等によるいじめ調査結果の隠蔽/財務省による森友・加計問題に関する情報の改竄・隠蔽/大手メーカーによる度重なる偽装・粉飾・改竄――いいオトナによる下劣な悪事の数々は必然的に起きている! ビジネス書大賞2018準大賞受賞作『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』著者による、日本社会の閉塞感を打ち破るための画期的な論考!
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閉塞する日本社会を活性化するための論考です!
2018/10/01 08:45
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、近年、閉塞感が漂っている日本社会を活性化するために様々な状況を考察し、その打開策を説いた書です。マスコミでは、いい大人による数々の信じられない事件が起こっています。日大アメフト部監督による暴行指示事件、財務省による森友・加計問題の情報隠蔽、さらに企業の脱税など、数え上げれば霧がありません。どうしてこうした大人による事件が多発するのでしょう。本書は、その社会的原因を突き詰め、それを解決するための打開策を提案してくれます。
旧来の企業に当てはまる宿命
2018/09/29 13:50
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:neoaco - この投稿者のレビュー一覧を見る
旧来の企業の宿命である老害的年長者の存在を、論理的かつ歴史的に
考察し、その対処法まで紹介した快作。年長者を敬うのは(敬うところがあるとすれば)道徳的規範によるものであり、功利的側面ではないと考える部分は、非常に共感できた。
題名だけで
2018/12/27 20:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
手にしたくなるような本。しかし、中身は、エリートおじさんがダメな人によって疲弊しているという嘆きかな?またそう思って読むと面白いかもしれません。
オッサンは輝かないといけない
2019/02/11 14:00
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:だい - この投稿者のレビュー一覧を見る
1.現在の50〜60代
会社や社会がシステムに乗っかってさえいれば、豊かで幸福な人生が送れるという幻想の中で過ごしてきた世代。
2.組織リーダーは構造的に経時劣化する
二流が社会的権力を手にすると、周辺の一流を抹殺し、扱いやすい三流を重用する。
劣化は組織が大きく・古くなることで、より顕著になる。
良質な経験を抜きにして、人材の開発・育成はできない。
3.オピニオンとエクジット
オピニオン
・・おかしいと思うことを意見する
エクジット
・・権力者の影響下から脱出する
オピニオンもエクジットもしないということは、権力者の言動を支持しているということ。
日本企業に長くいると、人的資本と社会資本が内側に閉じて形成され、モビリティが高まらない。
どこでも生きられる、誰とでも働けるという自信が権力を牽制する圧力となる。
モビリティを高めるためには、会社以外で通用するスキルと会社の外に開かれたネットワークが重要になる。
4.実は優しくない日本企業
40代後半でキャリアの天井が見えても、その時点で取れるキャリアオプションは殆ど無い。
5.年長者の本質的価値
ライフスタイルが大きく変わらない時代では、年長者の経験が知恵になった。
向き合う問題が新しいものであれば、問題解決能力は若い人の方が優れている。
重要なのは、その人の意見や行動が自分の判断基準に照らして「真・善・美」であるかどうかということであり、そうでないのであれば恭順する必要はない。
6.サーバントリーダーシップの時代
支配的リーダーシップから支援的(サーバント)リーダーシップへのパラダイムシフトを起こすことが必要。
日本からイノベーションが起きないのは、これを大きく支援できるサーバントリーダーが欠如しているからである。
7.経験で大事なのは質
成長は、新しい経験の密度により、大きく左右される。
経験の多様性が良質な体験をもたらし、学習を駆動する。
8.色々な事にチャレンジする
何かを止めないとチャレンジできない。
チャレンジの本質的な難しさはここにある。
何かに挑戦するときに、それが本当のチャレンジなのかどうかを身体反応から見極めるには、ストレスがかかっているかどうか。
ストレスがかかっていない状態であれば、それはチャレンジではない。
◎オッサンは輝かないと社会は良くならない
オッサンが輝いていない社会は、やはり暗いものにならざるを得ない。
そのためには、なんらかの学び直しにより、自分自身の社会的な位置付けをパラダイムシフトする必要がある。
今後は、「学ぶ」と「働く」がパラレルに動く人生モデルが主流になっていく。
若い世代に期待
2018/11/23 11:50
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:怪人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の指摘するオッサン世代に関する属性や組織と人間などについていろいろ蘊蓄が述べられており、最後のまとめの内容は悪くはないが、目新しさは伺えないようだ。オッサン世代にもエールを送っていますが、どうもそんなこと言われなくてもわかっているという類いの内容ではないだろうか。
現在、50代、60代であるオッサン世代は知的真空の時代を若手時代に過ごしてしまったとし、この人達が組織の劣化を促進しているという。指摘された点が影響を及ぼしたかもしれないが、それが全てでもないだろう。何事もうまく事が運ばなくなったときに原因を分析して批評するのが常だが、その原因分析が妥当かどうか。企業の栄枯盛衰については過去にも論評されている事例も多い。うまくいっている会社は当該オッサン世代とは関係ないのかどうか、うまくいかなくなった会社は仮に当該オッサン世代以外の世代であればうまくやりおおせたのかどうか。
何より日本の政治の世界が既に劣化どころか腐敗臭の臭う超当該オッサン世代が差配を続けている日本という国や社会の方がより問題が深刻ではないのだろうか。
見守りに徹して、とにかく若い世代に期待しましょう。
既得権益からの離脱
2018/09/30 16:27
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:凄まじき戦士 - この投稿者のレビュー一覧を見る
既得権益にしがみついく世代の悪循環を批判・指摘した書籍でした。
具体的な解決策が曖昧な点は評価が低いですが、少し辛口ながら言っていることは正しいので悪くはないと思います。
若い子向けというよりも年を取って思考が凝り固まってしまった世代に読んでもらいたいです。
opinionとexit
2020/10/24 00:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「最近の古いもんはどうなっているのか」という論考。確かに年齢を重ねれば知性が高まるという訳ではない。要は重ねてきた経験の質と、本人の見識。しかし、現実には本書でいう「オッサン」「支配型リーダー」が出世しているパターンが多いと思います。残念ながら。