『なぜ、優秀な人ほど成長が止まるのか』
2018/11/01 21:38
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
《優秀な人ほど、成長が止まってしまう》
優秀な人ほど陥りやすい3つの落とし穴
「学歴」という落とし穴
「実績」という落とし穴
「立場」という落とし穴
この落とし穴から抜け出してさらなる成長に向かうための「7つの技法」を紹介する
《あなたが、人生を拓き、素晴らしい道を歩まれることを、心より、祈っています。》
田坂流「成長の思想」です!
2018/10/20 16:53
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、人は何歳からでも成長できるという考え方の下で、誰もが成長し続けることができるためのノウハウ、方法を説いた書です。著者の田坂広志氏によれば、成長を阻む「7つの壁」があり、またそれの壁を突き破る成長を続けるための「7つの技法」があるということです。一体、「7つの壁」と「7つの技法」とはどういったものなのでしょうか。本書は、誰にでも分かり易くこれらを解き明かしてくれます。
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なぜ、優秀な人ほど成長が止まってしまうのか、というと7つの壁があるからです、と解説している本。
自分が当てはまっているか、という視点で読んだり、または、あー確かに会社の○○さんってそうだよね、という視点で読んだりして、実生活に当てはめてみると案外面白いかもしれません。
7つの壁のうち、後半二つは自分の心というか精神的な問題なので、汎用性があるのは、最初の5つでしょうか。
その5つが何かというのは本書を参照のこと。
仕事では、よく学力が優秀な(いわゆる偏差値が高い大学を出ている)人に対して「頭はいいのかもしれないけどね・・・」と愚痴りたくようなこともしばしばあると思いますが、論理的な思考や考え方の先に、それらを踏まえた直感的判断力や知恵の習得力というものが重要という指摘は、本当にその通りだと思います。
特に若い人には「優れたプロフェッショナルの『優秀さ』とは、どれほど多くの本を読み、どれほど多くの『専門的な知識』を学んだかではなく、どれほど豊かな経験を積み、そこから、どれほど深い『職業的な知恵』を掴んだかで決まる」という言葉を伝えていきたいと思いました。
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基本的な仕事の心構えについての本。 中堅の部下に読ませるべきか。 ただし本当に優秀なら必要なさそうな内容だけど。
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そもそもこんな本を読んでいるということは、自分を優秀だと思っているのか!?と言われてしまいそうで恐縮ですが…
成長を止めてしまう7つの壁と、それを越えるための技法を説いている本。
第1の壁:学歴の壁 →棚卸しの技法
第2の壁:経験の壁 →反省の技法
第3の壁:感情の壁 →心理推察の技法
第4の壁:我流の技法 →私淑の技法
第5の壁:人格の壁 →多重人格の技法
第6の壁:エゴの壁 →自己観察の技法
第7の壁:他責の壁 →引き受けの技法
思い当たることは多々あるものの、そんなこと言われてもなーというのが大半…
例えば、人格の壁。昔から八方美人だ、批判を避けているだ言われてきており、よく言えば裏表ないのだろうが、ある程度の対立を覚悟することもこれから必要だ。
また、引き受けの技法。会社でよく、全て自責で考えろという話を聞いてきたが、それが過ぎればすぐに潰れてしまう。
最後に、成長を止めてしまうのは、自分はこんな人間だからという自己限定の意識にあると。そしてこれを解き放つのが死生観を定める=もし今日が人生最後の日であればと大切に一日一日を生きる、にあるという。
まずは自己観察の技法で、日記でもつけながらしっかり自分の感情に向き合うところからだろうか。
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田坂さんらしい書き方で、わかりやすく共感できる本
自分にとって壁になっているのは何か
最近よく目にするシンクロニシティ
多重人格については自分もそうだなと思う。
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タイトルが面白くて手に取っても増したが読んでみてなるほど、でした。
もともと出来ていないことならば謙虚に頑張れるが、出来ていること、もしくは出来ていると思っていることはどうしても我が出てしまいがち。
自分自身を客観的に評価することはとても大事ですね。
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1ページあたりの文字数が少なく数十分で読了出来ます。著者が仕事の中で培ってきたノウハウを7つに集約して解説しています。圧倒的な成長をしたい方におすすめ。ただし自己啓発本を読み漁っている方にとっては新鮮味がないかもしれません。
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優秀な人ほど7つの壁にぶち当たり、成長できていない。その「壁」と乗り越える技法について本書では述べている。
1 「学歴の壁」には「棚卸しの技法」
2 「経験の壁」には「直後と深夜の反省の技法」
3 「感情の壁」には「心理推察の技法」
4「我流の壁」には「私淑の技法」
5 「人格の壁」には「多重人格の技法」
6 「エゴの壁」には「自己観察の技法」
7 「他責の壁」には「引き受けの技法」
おわりに 死生観を持ち、自己限定をなくすことで2割しか使えていない脳をさらに使える。
■個人的な学び
反省は鮮度が命
反省する際は相手が感じたことと自分がどう感じたか?まで考える
一芸でも良いので師匠を見つけ同じ部屋の空気を吸う
人の問題を見つけずに好きになるべし
猿真似で終わるのは個性を理解できていないから
頭が硬いのは人格が少ないから。成長と新たな人格はセット(例 営業マンらしくなってきた)
想定し、さまざまな人格を切り替えていくことで精神的体力が身につく
全てを引き受けるという意思を持つ(全て自分のせい)
シンクロニシティ(意味のある偶然の一致)と思い、自身の成長への意味づけをする
■今日からのアクション
寝る前五分、その日コミュニケーション場面を、相手と自分の気持ちを想像しながら思い出す。
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人の成長を阻む7 つの壁とそれに対処する技法は、次の通り。
①学歴の壁:高学歴で優秀だが、仕事に必要な「直観的判断力」と「智恵(暗黙知)の修得力」に欠ける。
→日々の仕事からどんな智恵を得たか、振り返る。
②経験の壁:仕事上の小さな失敗に気づかず、それを糧としてさらに深い智恵を摑つかむことができない。
→仕事で経験したことを、直後とその日の深夜に振り返
り、自分の技術や心得について深く反省する。
③感情の壁:「営業成績を上げたい」といった感情に支配され、他者の心がわからない。
→他者の発言や表情の奥にある心の動きを推察する。
④我流の壁:我流に陥り、仕事の基本が身についていない。そのため、問題が生じた時に正しく対処できない。
→優れた上司、先輩といった「師匠」を見つけ、その人と行動を共にして、仕事の基本を学ぶ。
⑤人格の壁:真面目で仕事はできるが、融通が利かない。
→自分の中に様々な人格を育て、状況に応じて使い分ける。
⑥エゴの壁:嫉妬心や功名心といった自分のエゴが見えず、職場の人間関係を損ねている。
→自分の心の中のエゴを、否定も肯定もせず、静かに見つめる。そうすることで、エゴの動きは静まる。
⑦他責の壁:仕事における失敗の原因や責任を、自分以外の誰かや何かに求めてしまう。
→自分に原因があるか否かを問わず、失敗を「自分に原因がある」と引き受け、それが起こった意味を深く考える。
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成長が止まる要因が細かく書いてあるだけでなく、それに対してどうするのがいいのか?という方法論が記載されている。筆者の経験に基づく理論だが、何も考えず騙されたと思って実行してみるのもいいかもしれない。
かなり真面目な正攻法の方法だと感じた。共感できる部分よりも、自分には合わないと感じる部分の方が多かったと感じた。
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200222.初めて読む著者。仕事を研究とのこと。
優秀の定義は私と異なっていたけど話はわかる。
会議での意識のポイントや、日記の有用性について納得出来た。実戦にも移しやすい。
細かい話は別の著書を読んでね、というのは実にビジネスライク。
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田坂さんはいつ読んでも、その時の自分の状態に合わせて
必要な気づきをくださる。
まじですごいわ。。
・反省する
→これから毎日仕事も心も振り返り記録する
→すべては自分の心が起こしてると捉える
・死生感を定める
→毎朝今日が人生最後の人だと思う時間を作る
→それにより自己限定の意識を超える
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今の自分は会社内だけで通用しても、他社では通用しないのかもしれない。現状に満足せず、しっかり自己研磨していこうと思った。
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ビジネス書というよりは、「自己啓発書」という方が近いかな。
結局は、仕事は「人との関係」ということ。
自らの態度や心のありようを常に見つめて仕事をしていけ
ということが著者は言いたいのだと思う。
この本は自己啓発本の古典、デール・カーネギーの『人を動かす』みたいな感じかな。
・・・褒めすぎか(笑)