- 販売開始日: 2020/01/14
- 出版社: ふゅーじょんぷろだくと
- レーベル: ふゅーじょんぷろだくと
スメルズ ライク グリーン スピリット SIDE-B
著者 永井三郎
女装癖がある、同性が好き、“人とはどこか違う”…悩みを打ち明ける事で、クラスのいじめられっ子だった三島と、いじめっ子だった桐野は固い絆で結ばれる。しかし束の間の平和は、三...
スメルズ ライク グリーン スピリット SIDE-B
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商品説明
女装癖がある、同性が好き、“人とはどこか違う”…悩みを打ち明ける事で、クラスのいじめられっ子だった三島と、いじめっ子だった桐野は固い絆で結ばれる。しかし束の間の平和は、三島が社会科教師・柳田に目をつけられた事からガラガラと崩れ始める。小さな田舎町に駆け巡るウワサや、息子へ多大な期待を寄せる母の思い、その全てと対峙しながら三島と桐野、2人が導きだす答えとは――。(※本作はSIDE-Aの続編です)
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リアルすぎる
2021/01/17 17:08
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ボリス - この投稿者のレビュー一覧を見る
SIDE-Aの続きです。
三島が柳田先生に襲われたことによって、一気にお話は核心に。
夢野は三島に触れたい、関わりたいという思いから三島をいじめていました。好きなのにいじめてしまう、子供のような行動でした。三島、桐野、夢野、まだまだ子供の中学2年生が抱えるには重すぎる悩み、彼らはこれらと向き合い答えを出そうとします。家族との関係が助けになったり枷になったり、3人が出した答えはそれぞれ違っていましたが、覚悟のいる決断でした。桐野の笑顔が本物であることを願わずにはいられません。
繊細で美しく、時には荒々しいタッチで描かれる人々。きれい事の一切ないリアルな展開。思いもしなかった感動と清々しい読後感。なんとも素晴らしい作品でした!
浮ついた気持ちでは読めません
2021/05/11 20:23
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:美優羽 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前巻から引き続き真摯にまるで性教育のテキストのような感覚で読みました。自分が親だったらどう反応するだろうか。三島家、桐野家、夢野家、それとも野次馬的な大人達。彼らが選んだ選択が切ない程に前向きに、でも悲劇的な結末にならなかったこの作品は私のいわゆる「腐女子」が好きなボーイズラブとういうフワフワとした価値観にかなり一石を投じましたね。一切Hシーンは有りません。
すごくよかった
2023/03/03 16:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:スニン - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は桐野は田舎で母と安寧に暮らし、子供を作るという別の幸せの道を選んだんだから可哀想とは思わなかった。
パートナーとの間に恋はなくても愛や絆、尊敬はありえる。
フトシは田舎に帰れば噂のネタにされ都会でも生きづらいと思うこともあるだろう。夢野はいるが永遠ではないかもしれないし子供は絶対望めない。
桐野は本当の自分を隠したけどそうした生きづらさはない。本人の言うとおり最初は「努力」だったけど今はそうじゃなくなっててほしい。
いつか二人で笑って話せたらいいなと思う。