- 販売開始日: 2020/10/24
- 出版社: 徳間書店(Chara)
- レーベル: Chara comics
- ISBN:978-4-19-960846-9
いびつなボクらのカタチ(下)【SS付き電子限定版】
著者 見多ほむろ
【電子限定版】描き下ろし番外編「その後。伊吹ver.」収録。●娘の舞花(まいか)が懐いているのをいいことに、佑真(ゆうま)と家族ぐるみの付き合いを続けていた伊吹(いぶき)...
いびつなボクらのカタチ(下)【SS付き電子限定版】
商品説明
【電子限定版】描き下ろし番外編「その後。伊吹ver.」収録。●娘の舞花(まいか)が懐いているのをいいことに、佑真(ゆうま)と家族ぐるみの付き合いを続けていた伊吹(いぶき)。惹かれていく気持ちに蓋をしながら、このままの関係で良いから側にいたいと思うようになっていた。そんなある日、今まで告げていなかった家族の事情を佑真に気づかれてしまった!! 伊吹はついに、自分の過去を語る決意をして…!? まるで隙間を埋め合うように惹かれ合った男達とその家族の、いびつで美しい愛と再生の物語――!!
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いびつという彼らの在り方
2021/06/30 22:15
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kaya - この投稿者のレビュー一覧を見る
「話を…聞いてもらえますか 佑真さん」
という伊吹の台詞で締めくくられた上巻。
続いて伊吹の口から語られたのは
伊吹がまだ高校生だった頃に出会い、かつて彼が愛した人、
舞花の血の繋がった「お父さん」のことでした。
母と愛する人を失い、彼の元に残ったのはまだ幼い舞花だけでした。
若くして、なんて重いものを背負ってしまったのだろう…
香澄や佑真に出会うまでの間、伊吹がどれだけの息苦しさに、
どれだけの孤独に一人で耐えてきたのかと思うとやりきれません。
舞花との親子関係にしても世間からは理解されないと思い込み、
いつの日か、舞花にも真実を知られ、拒絶されるかもしれないと
怖れているのです。
その怯え方がもう不憫になるほどで…
こんなに頑張っているのになんで伊吹ばかりが悲しい思いをして、
報われないんだろうと伊吹の涙に心が引きずられかけたとき、
まっすぐ目を見据えて「大丈夫だよ」とそれだけ言って抱きしめた
佑真に初めて頼もしさを感じました。
伊吹と舞花の関係を否定することなく、黙って受け容れてくれる存在。
それこそ伊吹が求めていたもので、それを機に伊吹の中の佑真の存在は
ますます大きくなってゆきます。
そんな二人を見て、伊吹の恋心を見抜いた舞花は佑真の元へ向かいます。
「先生は…舞花のパパと結婚できますか…?」と問うてきた舞花に佑真は…
恋占いや佑真に直接気持ちを確認してみたり、
健気に、必死に父親の恋を実らせようとする舞花。
恋守りに込められた純粋なまでの父への想いに胸がぎゅっとなります。
無垢な子供ならではのまっすぐさ翻弄されてしまう大人たちですが
舞花の行動がなければ、この結末は迎えられなかったかもしれません。
悲しみも不安も全て曝け出して、ようやく「家族」になった「ボクら」。
「いびつ」という言葉は歪みを連想し、どこか背徳的な印象を受けますが
この物語で描かれる「いびつ」は一種の個性であるように感じられました。
家族ごとにそれぞれの「いびつさ」があって、それぞれ家族の在り方がある。
そこには血の繋がりも、戸籍も関係なく、あるのは幸せを願う気持ちだけ。
伊吹と舞花の親子関係がメインに描かれてきましたが、
最後の最後に明かされる香澄と佑真の間の意外な真実に、
家族を形作るものはその強い想いなんだなと救いを感じました。
家族に焦点が当てられ、置き忘れられていた二人の恋は
最終話で伊吹の口からでたうっかり告白でようやく決着へ。
無意識のうちに伊吹が語った未来予想図には
伊吹と舞花と共に佑真の姿がありました。
告白というよりもはやプロポーズかな?
最後はそれから時が経ち、15年後。
「特別な日」を迎える佑真と伊吹。
そこには成長した舞花、少し年をとった香澄の姿もあり、誰もが笑顔で、
二人の握り合う指に光る指輪に最大値の幸せを噛み締め、読み終えました。
どうか、みんな末永くお幸せに…
感動
2021/03/14 16:29
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:バタコさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあります。まいかの花嫁姿見た時めっちゃ泣きました。大きくなったね〜。迷ってたんですけど買ってよかったです。素敵なお話だったと思います。
舞花ちゃんの美味しそうなポヨンほっぺ
2020/11/06 18:24
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はいね - この投稿者のレビュー一覧を見る
はぁ大変良いお話でした。少し甘さが足りないけど2人の性格とか年齢的に、すんなり納得できる。ぶっちゃけ主役は舞花ちゃんなんだよ 可愛いな。続でもう少し2人メインのお話が欲しいです。
涙が
2021/09/15 03:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:小鈴 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この"家族"の形が出来上がる様を見届けられて、本当に涙が溢れてきてしまいました。映画のようなストーリーです。
ジーンとくる
2021/04/29 17:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はっしー - この投稿者のレビュー一覧を見る
ジーンと胸にきます。
最後にはじわーっと幸せいっぱいの気持ちになれるとても素晴らしい作品です。
みんながハッピーに。
読んでよかった
2020/11/02 17:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:paseo - この投稿者のレビュー一覧を見る
伊吹が舞花のパパになるいきさつがわかった。
本当は戸籍上はパパではない。兄妹。
そこに行くまでのお話がきっちりされてよかった。
そして佑真と母もまた本当の親子ではないことも
わかった。
仲良しの二組の親子はだれも血のつながりはないんだね。
最後の最後にエッチターンきますよ。
私は見多先生のエッチの構図がめっちゃエロくて好き。
手の回し方とか結合の体制とかほんと綺麗だしエロい。
そしてなんと15年後の4人も描かれている。
うん、ちょっとねシリアスな話ではあるものの
めっちゃよかったです。
これからの二人がめっちゃ気になる。
続編希望です。
下巻
2021/09/16 15:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:向日性の未来派娘 - この投稿者のレビュー一覧を見る
お互いの家族の事情も、在り方も複雑ではあるけれど、素敵な形になっていて良かったです。
好きになっていく過程も自然で、ほんわかしました。
家族の物語
2020/10/28 00:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆきちん - この投稿者のレビュー一覧を見る
恋愛要素よりも家族愛要素が強い話でした。
今までの見多さんのイメージとは違ったので
読後、あれ?わたし見多さんのこういうのが読みたかったのかな?と
少し戸惑いもあったのですが、良い話でした。
微ネタバレ
読んでいて義母と娘のブルースを少し思い出しました。