- 販売開始日: 2020/12/25
- 出版社: CannaComics
- レーベル: Canna Comics
- ISBN:978-4-8296-8644-7
百草の裏庭
著者 青井秋
子供の頃、薬草摘みの最中に倒れた妹を助けてくれたのは、異形の男だった。十年後、マルセルは嫁ぐ妹を見送ると「一緒に来い」と言われた約束を果たすため、彼のもとへ向かう。死の覚...
百草の裏庭
商品説明
子供の頃、薬草摘みの最中に倒れた妹を助けてくれたのは、異形の男だった。十年後、マルセルは嫁ぐ妹を見送ると「一緒に来い」と言われた約束を果たすため、彼のもとへ向かう。死の覚悟をしていたが──「友になって欲しかったのだ」存外に優しい目をしている彼、ギーゼルベルトの孤独を知り……。
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
雰囲気が素敵。紙でも買ってしまった。
2022/07/08 12:05
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:lindo - この投稿者のレビュー一覧を見る
電子で購入したところ、人物の佇む空気感や背景に描かれた草の匂いのする自然の風景がとても素敵で、この質感は手に取って味わうべきでは?!と思い、紙の本も購入してしまいました。結果、大正解。最初に紙の書籍を購入していたらいつでも読めるようにと電子も買っていたはず……そう思えるくらい、すごく好きな作品です。
BLレーベルですが、性的な描写はほぼありません。
人外と人間の心の交流を描いた表題作もそういったシーンはありません。でもそれでいい。それがいい。愛の物語ではありますがエロースではなくアガペーです。孤独が癒されていく優しさがとても温かく、季節の描写が丁寧で、植物達がとても美しく描かれていて緑豊かな森の気配を感じることができます。
他に4作短編が掲載されていますが、前後編に別れているものを除きかなり短めです。そして静かです。淡々とした中にぽっと何かが灯った瞬間が描かれている印象でした。
中でも、日常に疲れきったサラリーマンが小さな出来事でふっと明るい気持ちになる話が好きでした。あらすじだけだと何が面白いんだ?ってなるけど、日常にふいに差す光の描写が素敵でした。
購入してから、もう何度も読み返しています。これからもきっと何度も読み返すと思います。静かな作品が好きな方には本当にオススメです。
すごくよかった
2022/05/23 07:02
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KoLe - この投稿者のレビュー一覧を見る
とにかく絵が繊細で美しくて丁寧に描かれています。植物画がすごく素敵です。
内容も落ち着いた優しいストーリーの数々で絵がメインの詩集を読んでいるかのようです。BLにまだ馴染みのない人に勧めたい作品です。きっとするっと入っていけます。BL歴が長くてコッテリしてしまっている人も、このイノセント作品でコテコテ具合を浄化できるのでお勧めです。
心優しい2人
2020/12/27 11:11
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:匿名 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゆったりとした雰囲気と絵が世界観に合っていて良かったです。心優しい2人のやり取りが可愛らしくもあり、うるっとしました。表題作の他にも短編がいくつかありましたが、欲を言えば表題作のみをもっとじっくり味わいたかったです。
緻密な作画にうっとり
2023/01/09 14:46
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えび - この投稿者のレビュー一覧を見る
読後の余韻を味わうファンタジー集。
孤独と暖かさが同居した
まるで暗闇の道中で見つけた遠くのランプの明かりのような
不思議な世界観。
植物の写実的かつ繊細な描写は
クラシックな学術書と見まごうばかり。
思わずため息が出る美しさです。
今回は電子で読了しましたが
機会があれば紙媒体(できれば大判)で作画を鑑賞したいところ。
めちゃプラトニックなオムニバス
2024/01/14 14:52
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Emiria - この投稿者のレビュー一覧を見る
BLの括りに入るのかな?
どの話も手を繋ぐまで位で進まない。
一話だけ、軽いキス止まり。
キスした途端、相手消えた。
お互い両思いなんだけど…
恋愛てより…家族愛?いや、人間愛的な?
いや、植物愛か?→草食系
小学校高学年の読書感想文指定図書的な本。
嫌いじゃ無い。
ネタバレなし
2022/12/22 01:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:左右 - この投稿者のレビュー一覧を見る
装丁がとっっってもきれいです。まるで宝石箱です。ぜひ紙で読んでいただきたいです。
青井先生のコミックスはいつも見た目も美しいのですが、これは1番のお気に入りになりました。
きれいな世界観
2021/06/28 12:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:せつこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
雰囲気で読ませるタイプのお話でした。おとぎ話のような世界観と、そのイメージを構成する要素である綺麗な絵にうっとりです。ストーリーそのものは、普通かなといった印象です。
惜しい…
2021/07/20 13:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はづきん - この投稿者のレビュー一覧を見る
うーん…雰囲気は好きなんだけど、話としては…。
こういう静かで淡々とした話は好きなはずなんだけど、なにかが足りない…なんだろう…。
表題作はそれでも割と良かったんだけど「え?ここで終わり?」と言う感じなのが勿体ない。
他の読切短編は、先にも書いた通り「何かが足りない…」という印象ばかり…。