病める時も、健やかなる時も、【特典付き】

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投稿者：いなげさん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

絶妙な距離感の恋愛関係が堪らないBL界の｢独立系｣野良おばけ先生。
前作｢インモラルで…｣を読んで雷に撃たれたようにファンになりました。

今回のふたりのストーリーはpixiv掲載をしていたものを軸に商業展開したものらしいです。
どちらを先に読んでも楽しめるようです。

社会に生きる大人ふたり、それぞれの仕事に生活感。大人ひとりで生きていくことが可能ということは、結婚などの繋がりが必要とされない世界になっています。
大切だと想うひとが居る、それだけでは賄いきれないときが来る。その時、どうするのか…。
これはBLとしてのくくりよりももっと大きな普遍的テーマも含めています。

従来のBLであれば、同性同士のカップルである事への否定が壁になっていたことが多かったのですが 今回のストーリーでは壁になっているのは｢自らの心｣。
家族の理解の低さも描かれてはいるが、それが対立する構図ではありません。
あくまでも自らの意思や心が軸になりつづていることに現在進行形の恋するふたり、愛する人への強い気持ちを感じることが出来ました。

外圧を対抗勢力に描くことがもう過去のものになりつつあるのかもしれないと思います。

まずは読んでいただきたい。

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投稿者：M　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

高校生の頃か付き合っていて、現在は同棲中なカップル。
お互いにいい年の大人になって、どっちかに何かあった時とか将来の話とかちょっとした会話が現実味を帯びて重さを伴うようになってくる時期。こういう既に出来上がって長い付き合いのカップルの話が大好き。恋愛がもっと生活とか人生に密接してくる感じ。何となくこのままでいいのかな？と思っていたタイミングで受けが大怪我を負う。付き合い始めた頃からそのままの関係で続いてきたけれど、ライフステージに合わせて二人の関係性も進めなきゃいけないと実感していく過程が良かった。相手はいつまで一緒にいる気があるのかなと二人一緒の未来を想像できずにいた二人が、できるだけ長く一緒にいたいと腹を括ってそのためにできることを始めていくのが良い。

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投稿者：みずき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

なんとなくでいつも通りだと思っていた毎日。でも本当は毎日が特別で。
待つだけの怖さと残していく怖さ。それをちゃんと自覚して伝え合って一緒に背負う。
一生一緒にいるってそういうことだと。
お互いをどんなに大切に想っていても想っているだけではだめなんだと気付いて良かったね。
とても愛おしくて尊い二人です。

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投稿者：咲耶子　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

絵はあまり好きではなかったけれど、お話はとても良かったです。
１０年間付き合っている二人。一人は祖父から受け継いだカフェ経営、もう一人はフリーランスのカメラマン。
一人は土地を離れる訳にはいかなくて、一人は自由にどこへでもいける、この明白な設定が効いている。
カメラマンは遠くの場所にも行くし、帰りは変更になりがち。一緒にいる時間は少なくすれ違いがち。危険な場所に行くときは心配にもなる。
公的に認められる関係でもなく、将来やもしもの時に不安を抱いている二人が、何が大切でどうなりたいかを模索する過程が丁寧に描かれています。

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投稿者：はいね　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

私には合わなかった。
2人どちらのキャラもあまり好みではなかった・・・絵の好みかなぁ？
お話し的には長く一緒にいる2人がこれからも一緒に居ることを決めるイイお話なんだけど・・・