- 販売開始日: 2022/11/25
- 出版社: ボイジャー
- ISBN:978-4-9912091-4-7
アインが見た、碧い空。 あなたの知らないベトナム技能実習生の物語
著者 近藤秀将(著)
小説×解説で、技能実習制度の本質がわかる。──夢やぶれた技能実習生が、未来を取り戻す物語。技能実習生として日本で働く道を選んだアインは、単純労働の繰り返しの果てに、ひとつ...
アインが見た、碧い空。 あなたの知らないベトナム技能実習生の物語
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商品説明
小説×解説で、技能実習制度の本質がわかる。
──夢やぶれた技能実習生が、未来を取り戻す物語。
技能実習生として日本で働く道を選んだアインは、単純労働の繰り返しの果てに、ひとつの事実に気づく。彼女の将来の可能性は、もうどうしようもないほどに行き詰まってしまっていた。
実習生の挫折と再起を描く「小説」と、元・実習生の再教育に取り組む著者による「解説」が、技能実習制度の本質を明らかにする。制度の真の問題点「キャリアの搾取」と、それが日本社会に残す負の遺産とは何か。そして、日本とアジアの豊かな未来を実現するためには、いったい何が必要なのか。
【目次】
はじめに
主な登場人物
第1部 碧い空の上。
解説I アインの決断──ベトナム技能実習生
解説II 技能実習制度──「現実」の歪み
解説III 「問い」から見えるもの
解説IV 呪縛
第2部 碧い空の中。
解説V 行政書士と在留資格制度
解説VI 「ベトナム人犯罪」
解説VII 評価されるキャリア
解説VIII 技能実習制度の歪み、その正体。あるいは、文化資本のギャンブル的変容。
第3部 碧い空の下。
解説IX 在留資格制度における〈実務経験〉と〈上陸拒否期間〉
解説X 評価されるキャリアと日本の実像
解説? 日本の「簿外債務」=負の社会関係資本
エピローグ アインが見た、碧い空。
あとがき
【著者】
近藤秀将
特定行政書士、社会学者、小説家。ベトナム国立フエ科学大学特任教授、立教大学平和・コミュニティ研究機構特任研究員。1978年生まれ。早稲田大学教育学部を経て、M.A. in Sociology(立教大学)、現在東北大学大学院教育学研究科博士課程後期課程に在籍。2012年に「行政書士法人KIS近藤法務事務所」を設立、中国・モンゴルをはじめとしたアジア圏の専門家として、イミグレーション法務等を中心に幅広く活動している。著書に『外国人雇用の実務』(中央経済社)ほか多数。
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小説と解説がマッチしてためになる
2023/08/01 10:29
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ME - この投稿者のレビュー一覧を見る
小説と解説がマッチして読みやすく、ためになると感じた。
校正ミスが見受けられたのは残念だが、ベトナムに興味を持つものとして技能実習生の問題がよく分かるように感じられた。
小説としてもアッと驚く場面もありよかったと思う。
皆が気づかない日常の裏側に脚光を浴びせた一冊
2022/11/20 21:09
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ケン - この投稿者のレビュー一覧を見る
悪徳業者だけが普段着目される技能実習制度に対して、奥に潜む背景までさらけ出した名著。
なぜ毎日安くていい製品を買えるのか?ほとんどの人が意識していなかった問題。
小説で技能実習の知識がなくても読みやすい。2023年に映画化も決定されているため、公開される前に読んだほうがいい。