この楽しき日々 ローラ物語 3
著者 ローラ・インガルス・ワイルダー作 , 谷口由美子訳
15歳のローラは,念願かなって教師の職につき,新しい生活をはじめることになった.孤独な下宿生活,学校の生徒たちへの不安,大学に通いはじめた姉メアリの帰省,アルマンゾとの心...
この楽しき日々 ローラ物語 3
商品説明
15歳のローラは,念願かなって教師の職につき,新しい生活をはじめることになった.孤独な下宿生活,学校の生徒たちへの不安,大学に通いはじめた姉メアリの帰省,アルマンゾとの心ときめくそりでのドライブ.明るく,行動力あふれるローラが,18歳で結婚するまでを描く青春編.
目次
- 目 次
- 1 ローラ、家を離れる
- 2 初めての授業
- 3 一 週 間
- 4 そりの鈴の音
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嫁ぐ日
2019/09/19 20:09
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルとは裏腹に、重い場面から始まります。年齢が少し足りないけれども教師になったローラがブルースター家に下宿し、不機嫌な奥さんに悩まされます。昔はおっかないヒステリックなおばさんだと思いましたが、今は奥さんの気持ちもわかるような気がします。吉幾三ではありませんがテレビもラジオも電話も本もなく話し相手もいない。外は大雪。自分のでない子供(苗字が同じなので親戚?)が通う学校の教師の下宿を夫が勝手に決める。掘っ立て小屋みたいな家で、片隅にカーテンを吊ってそこに寝かせるしかない。夫は無理解。夜中に出刃包丁を振り回したくもなります。
そんな日々ですが、お洒落や外出を楽しみ、また宿敵ネリー・オルソンがアルマンゾを狙う場面も面白いです。数十年経ってもどす黒い怒りを抱くローラ。
最後にローラが嫁ぐ日。メアリーの盲学校の為に、年齢以上の重い負担をかけてしまった娘へ、かあさんは唇を震わせ、とうさんは馬車に乗るローラに手を貸します。小さなお転婆な女の子が必死に家族を支えてきたこと、両親も辛かったことを思い、子供の時にはわからなかった感動を覚えました。