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弓成の逮捕から起訴、裁判への流れを描いています。
第一巻で張った伏線を回収することで特に逮捕から起訴にかけてのドロドロさが際立っています。
一ヶ月おきの刊行なのでペースを押さえて読もうと思いましたが進んでしまいました。
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現実にではなく こういう本や映画の中で裁判での行方を追うのが好きだ。正しい裁判が行われず進み、最後は正義が勝ちでスッキリするからである。
2巻ではスッキリしないけど、外務省の吉田の証言は完ぺきで憎いと思った。裁判長が冷淡な目で吉田を見ていたというところを読み、検察と裁判官の関係が救われた。
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第一巻では新聞記者が沖縄返還に関する外交上の機密情報を漏洩した罪で逮捕され、この第二巻では、この裁判が行われる。
どうやって機密情報を入手したかがミソ。
やっぱり、この主人公は好きになれない。
感情移入できないです。
けど、実際にあった事件を、ここまでドラマチックに書く山崎豊子は流石。
三巻、四巻、まだ入手してないんだよなぁ。
ってか、もう発売されたんだろうか?
買って来なきゃ。
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山崎豊子長編小説。
沖縄返還時の密約に関する事件を克明に描いた作品。
逮捕されたのは明らかに悪意が感じられるし、裁判が下の話中心になるのも謎。
これが国の圧力と言うものなのか。
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1971年の沖縄返還協定の際に問題となった,外務省機密漏洩事件のお話。司法試験受験生時代,西山記者事件として勉強していただけに非常に興味深い内容。
それにしても山崎豊子先生の作品に書ける情熱には脱帽する。
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ここでは、裁判を知る。
この辺りから、山崎豊子の取材力が発揮され、かなり専門的な内容に。
ただ、三木の心境が、今ひとつ理解出来なかった。小説よりルポ的な記述になっている感じ。
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国家間外交の話だがスケールがでかい。
普段、あまり国民の目に触れない部分が物語の舞台になっているわけだが、これが実話に基づくとしたら凄い事だ。
実際の所がとても気になります。
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国家の密約をめぐる裁判はたしかに詳細に描かれていいのだけれど、弓成の描写がもっと欲しかった。一巻でも思ったが、もっと人物に迫るものが欲しくなる。ただ、最後に登場したいとこに期待して、いざ三巻へ!
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「さすが山崎豊子」と思う作品。徹底的な取材の上に書かれた作品ということがよく分かる。
ほぼノンフィクションだと思われるが、現代史にあまり詳しくないので、どうせなら実名で書いてあるといいなと思った。池上彰の「そうだったのか日本現代史」で復習しなければ。
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やったんかい!!が主な感想でした。
裁判シーン、熱いけどだんだん眠くなってくる……昭子の立ち振舞いにうわってなったけど仕方がないのかなあ。
奥さんつらい。
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今回はいよいよ裁判が始まったんですが、どちらかというと主人公の弱さと奥さんの強さが描かれていて夫婦とは?という感じでした。
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他の小説なら浮気の時点で投げてしまいそうですが、なんか…うまく言えないのですが新聞記事みたいな乾いた文章で、そんなに嫌悪感を抱かずに読めています。
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主人公が、逮捕されてからの刑務所内での話しと、
裁判内容が、恐ろしく感じられた・・
自分では、どうすることも出来ない法も恐ろしい・・
権力とはと、考えされられてしまう・・
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この小説のレビューは、以下でまとめて書いてあります。
http://booklog.jp/users/sawanosuke/archives/4167556065
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TBSで1月から連続ドラマ化されるそうだ。日曜夜九時、「南極大陸」の後続、いわばTBSの看板番組の扱いである。主演は沖縄機密漏えい事件で逮捕される弓成に本木雅弘、その妻で夫の不倫にショックを隠せない役、松たか子、弓成と共に逮捕されやがて「衝撃の手記」を出す不倫相手に真木よう子。当然、沖縄返還をめぐるありとあらゆる矛盾と問題が浮かび上がらなくてはならないが、はたしてどこまで描くのか。ちょっと注目である。
これは毎日新聞記者の西山氏をモデルにした小説。事の発端は沖縄返還時の機密漏えい事件である。米軍用地の復原補償費を日本が肩代わりするという密約を記者が外務省の女性事務官からコピーまで入手し、それが社会党代議士の下に漏れてしまったという事件である。政府は、それを記者が愛人関係にあった事務官に強制させたということで起訴をした。そうなると、国民の知る権利対、国家公務員法違反という問題のすり替えという対決になった。
しかし、ことの本質は、そもそも米国が出すべき費用を最後まで日本が肩代わりする、ということだったはずだ。その後の「思いやり予算」を始めとした対米従属化関係の是非を問う、ということだったはずだ。
実はこれと同じことが、今回沖縄普天間基地問題でもまたもや起こっている。今回は、裁判闘争にはならない。なぜならば、機密をばらしたのが、ウィキリークスだからである。
税金約5000億円以上を投入して、米領グァムに新たな海兵隊基地を作る計画は、沖縄の海兵隊8000人とその家族9000人をグァムに移転して、「沖縄の負担を軽減する」というのが建前だった。しかし、ウィキリークスはその数字が「日本の政治的効果を最大限利用するために故意に多く見積もられた」「実数からかけ離れた」数字であることを告発したのである。これは2008年12月19日付の駐日米大使館発公電にはっきり述べられているという。
このジュゴンのすむ辺野古の環境を壊し、嘘で固めた海外の米軍基地を建設し、米軍を強化するために使われる米軍再編強化に日本は総額1.3兆円を使うという。大震災でどのようにカネを作り出すか、日本全国民が喘いでいるときに、許すこのできない「従属」の構図がある。
そのことの「本質」を果たしてこの小説は描くことができるのか、3巻4巻を注目したい。