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幸せにならないと・・・泣けました
2022/11/23 18:32
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投稿者:なや - この投稿者のレビュー一覧を見る
さとまるまみ先生の作品の中で、今現在で1番キツかったかも。
いやぁ〜、読んでいて胸が締め付けられた。
けど、読む価値あり!
ただ、愛されたかった3人の男の話・・・
人を愛する事、愛される事って、こんなに難し事だったっけ?
昨今いろんなニュース観るけど、簡単に傷つけ合う事が・・・何より普通になっていく事に嫌だな。って、考えられる作品でした。
表紙の、3人の酷く傷付いた不器用な男達。
求めたのは受け入れてくれる温もり、それだけだった。これ、やばい・・・
それぞれの境遇。
小説家の新発田は、父親からの家庭内DVで育ったけど、痛みの分かる優しい人物。
編集者である笹口は、とても良い家庭で育った穏やかな人物ではあるが、根っからのサディストだった。それを、隠して必死で真面目に生きて来たが、自分が原因で子供が出来ないと分かった事から、自暴自棄になり、涼と出会った事で開花してしまう。
涼は、愛を知らずに育った、ネグレクト。
愛とは相手に殴られようが、何されようが必要とされる事と、歪んだ心理の持ち主。
新発田は、小説家を描くことにいきずまっていた事をキッカケに、担当編集者である笹口に、涼を紹介される。
この時点で、涼は笹口の不倫相手。
ここから、こんがらがった3人の糸を〜少しづつ解しながら、それぞれの居場所に行き着きます。
ただ、ありのままの自分を抱き締めて欲しかった。3人の男の話でした。
心残りは、新発田と涼のその後のラブが読みたかった。
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