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【世界の環境ビジネスはここまで来ている!】2020年、再エネ企業が石油トップを時価総額で超えた――世界を動かす気候変動ビジネスの最前線。出遅れる日本に勝ち筋はあるか?
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・国境炭素税の検討
一種の関税。輸入品に対して、その製品が生産国で作られた際に出たCO2の量に応じて課税
→環境規制の緩い新興国には不利!?
・中国の主力は未だに石炭火力発電で、新規建設計画もある。一方で再エネ化も進んでいて3割程度を占める。
・再エネ(特に太陽光、風力)の最大の弱点は安定性であり、蓄電技術が進化しない限り電気の需要と供給量は一致させる必要があり、出力調整のしやすいガス火力などが必要
・デンマークのグリーンジャイアント、オーステッドは洋上風力発電のトップランナー。コストも激減しており化石燃料よりも安い。
・GPIFはESG指数で投資先を評価して投資判断や持株比率を決定している。
・ヨーロッパではEV促進のために、各自動車メーカーの販売する自動車トータルの平均二酸化炭素排出量に規制をかけた。超えたら罰金、余れば販売可能(クレジット化)
・トヨタの切札「全固体電池」「水素自動車」
トヨタはEVはやりたくないが、全固体電池は航続距離の短さというEVの弱点を覆せる。水素自動車についてはガソリン車と駆動機構が一緒なため、エンジン製造に関わる技術や雇用を守ることができる。
・オートリー(北米発)の代替ミルク=オーツミルク
→実は代替肉よりも市場規模が大きい。21年上場
植物性ミルク市場は、1位アーモンドミルク
2位オーツミルク。
・原発について
原発ベンチャー「テラパワー」、小型原発「ニュースケール」など、新型原発への注目が増している。
・日本の生きる道
アンモニアを燃料とした火力発電
「クリーン水素」は再エネによる水素の製造が必要であるため、再エネに余力がある北欧等から調達するしかない。水素の搬送手段は確立されておらず、キャリアとしてのアンモニア利用の考えがあるが、それならアンモニアを直接燃焼させてしまえば良い。そしてその技術は世界ではあまり注目されていない。NOx除去技術においては日本は世界トップクラスである。
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気候変動問題をビジネスとしてどう捉えられているかを複数プレイヤーの視点から概説されている本。
現在の動向をキャッチアップする観点で、大変参考になりました。
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☆新書購入後すぐ売却すること・行動反映しなければ損
図書館へ返本途中カーラジオ宇賀さん展開図・すぐレノバ買っていれば・買うためにはP売り→ 年初来高値→ショック受けただろう
☆本中レノバ紹介多数・筆者との協力関係ありか?
ネット、スマホの登場→気づいたらいつの間にか当たり前!☆CO2で急成長する会社
NexTera Energy フロリダの地方電力会社 エクソンの時価総額超え ヨーロッパでも同じ状況
気候変動を巡る一つの物語(ナラティブnarrative)が共有
時価総額 平成元年トップ50に日本企業32社 今はトヨタのみ
2020年9月22日習近平主席・国連総会ビデオ演説 CO2を2030年までに減少、2060年にカーボンニュートラル
2020年10月26日菅首相所信表明演説 2050年カーボンニュートラル
1990年ICCP第1次報告「生じる恐れがある」
1995年「可能性がある」
2001年「より強力な証拠が得られた」
2007年「疑う余地がない」
2014年 800人以上の研究者・日本から30人
2015年パリ協定・COP21 1.5℃上昇に抑える事目標 環境省の資料 mid-centuryを今世紀後半…☆原文確認する事
アースディ(地球の日)4月22日☆なぜ?→アメリカで学生の学業に影響の出ない時期で…無意味な決め方の日
主要宣言国の法制化状況 日本2050年が目標年 2021年5月法制☆みんな知らない?
欧州はどこよりも「パリ協定後の世界」を構築しようとしている 英国→高水準の数値目標設定済
タクソノミー(分類法の意) 産業セクターを分類化→欧州が主導するルールメーキングの象徴事例☆欧米に好都合のルールではないのか?
日本で2012年からの地球温暖化対策税☆みんな知らない
EU 国境炭素税→生産国で出たCO2に応じて課税(事実上の関税、国内産業保護に使える)→2023年の試験運用を目指す
福島原発事故時点で54基 2020年時点で36基→うち9基が再稼働
2030年で原発は20~22%の電源比 申請した全27基の再稼働が前提となっている
ビルゲイツ 次世代原発の推進派
ネクステラの発電内訳 風力69%太陽光13%原子力9%天然ガス6%石油3%
国の規制がある分野→賢くなければいけない 元国策企業など☆日本ならJERAか?
2021年5月18日国際エネルギー機関(IEA)ロードマップ→石油界の権威が発表した内容
化石燃料プロジェクトへは新規投資しない 2030年電気自動車は販売の60% 2035年ガソリン車新規ゼロ
石油需要のピーク コロナの影響 インド、中国の人口ピーク まもなくピークか2020年代後半か?2019年がピークだった可能性あり
第一次オイルショック1973年の日本 原発への傾斜、太陽光発電で世界トップの技術
→現在は中国企業がトップ10 技術確立したから・中国の物量作戦
風力・太陽光 間欠性Intermittencyが問題 送配電のためガス出力 蓄電のイノベーションが必要
洋上風力 デンマークのオーステッド(風力メーカーはヴェスタス)時価総額でBPと同等 バルト海の洋上風力プロジェクトは圧巻☆グー���ルアースで見る 1万~1.2万キロワットが100基程度 火力、原子力と同レベルの数十万キロワット
2020年12月日本の官民連絡会議 2030年までに1,000万、2040年までに3,000万~4,500万 原発1基=100万
2019年日立製作所風力から撤退、2020年三菱ヴェスタスとの合弁会社解消☆日本の大企業なら情報を掴んでいたはず・風力の機器生産は儲からないのか?
レノバ 2017年に計画・秋田県由利本荘市沖に56万の洋上風力発電・1,000億円規模→2021年5月27日入札締め切り→年末までに業者決定 JERAも入札に参加
☆2021年12月24日入札で三菱落札、レノバ株は暴落(R03-12-31六千から2千へ)
三菱商事のベトナムの石炭火力ブンアン2に反対運動 ダイベストメント(投資撤退) 日本は石炭火力の独自技術あり☆小泉環境相のセールスの報道があったかもしれない! 投資マネーの世界では石炭はリスクという前提が共有→日本の商社は石炭からの撤退時期を検討中
投資家、株主総会でも環境配慮を求める声多数
2015年9月国連サミットでSDGsが採択
各国の年金、日本のGPIFもEnvironment Society Governanceに考慮した運用先を選定 年金こそ100年先を見据える必要ありとの考え
2015年 水野弘道GPIFのCIO ESG指数を策定(1位ファーストリ、2位東京エレクトロン、…20位ソフトバンク)
クライメートアクション100+
テスラ 年間50万台販売・1%→時価総額は他社の合計超え 2010年日産リーフ300万円☆ほとんど見ない・存在感なし
欧州の新自動車環境基準 日本車のハイブリッド車はNG☆欧米の自己都合の良いルール
フォルクスワーゲン 2030年までに7割をEV ボルボ ランドローバー 2030年代 計画発表済
電池が重要パーツ
P144 EVとガソリン車のCO2排出量比較 3万3,000キロでEVの方CO2少なくなる☆3万キロで車交換する人は少ない・10万キロが交換する相場か?
トヨタの本音はEVやりたくない・電池技術が脱炭素の解になっていない
リチウムイオン電池から全個体電池へ トヨタとパナソニックで合弁会社
水素エンジン車 従来のガソリンエンジンの技術を生かせる→雇用守るため☆100万人の雇用が…実際に誰が失業するのかイメージできない!近所の小さな町工場も影響するのか?
2022年からbzシリーズ販売 量産化EV☆CMしていないから良く知らない/500万程度だが内装シートが安っぽい
中国のEVでのリープフロッグ狙い ガソリン車ではどうせ追い付けないからEVへ傾注
上海蔚来汽車Shànghǎi Wèilái Qiche(NIO) 中国版テスラ・高級車市場がターゲット
上汽通用五菱汽車Shangqi Tongyong Wuling Qiche(SAIC-GM-Wuling Automobile) 圧倒的な安さ・GMの中国市場合弁会社
BYD Bǐyàdí Qìchē バッテリーメーカーの自動車部門進出企業
BJEV(Beijing Automotive Group/Beijing Automotive Industry Holding)
☆レンタカーで試しにリーフ?/街中での充電方法不明(100円入れるのか?)R03-11-20→YouTubeで何となくイメージできた
電池に使うレアアースは中国が世界の6割
アップルもEV参入計画あり
アメリカのスーパー・コンビニ Impossible Burger Beyond Meat 植物肉
スウェーデンのOatly オーツミルク(☆燕麦エンバク製のミルク・Oat・小麦、稲、トウモロコシ、大麦、ソルガムに次いで世界6番目の穀物)コーヒーとの相性良い☆ダノンのalproアーモンドミルクとは異なる・マズイ
食肉、乳牛の過程で排出されるCO2の問題☆日本では牛=CO2のイメージなし、企業がイメージ洗脳作戦をしないか?
☆CO2を見た目でイメージできるオブジェはないか?C=炭を12g、(1円玉12枚)ドライアイスなら…
Out of sight, out of mind. 備長炭メーカー、アイス屋で教材を作れないか?
製鉄、セメント生産でのCO2対策必要→まだ技術が確立されていない
ビルゲイツ 原発のベンチャー Terra Power 2030年代運転開始目標 新型原発ナトリウム 35万キロ・小型安全・冷却にナトリウム Small Modular Reactor→工場で生産し据え付け工事で工事完了する原子炉→万一の事故の時は冷却プールに沈めることも可☆もんじゅで失敗したハズ・日本の失敗した技術をアメリカが漁夫の利か?
アメリカの若者世代 プログレッシブ 2016年でトランプを誕生させた反省
2018年29歳で下院議員 アレクサンドリオ・オカシオ・コルテル議員Alexandria Ocasio Cortez☆1989年生まれ フォロワー1,200万人
民主社会主義→キューバ、ベネズエラのようではなく北欧、カナダのような福祉国家
若者に社会主義のワードのネガティブイメージが無くなりつつある
ステークホルダー資本主義・環境、社会貢献へも配慮する→1970年にフリードマンが提唱した株主の利益を最優先する主義からの変更 株主価値の最大化は社会的な豊かさを最大化するものではない
カーボン・オフセット市場 CO2排出しても植林すれば相殺する制度・免罪符
斎藤幸平「経済成長とCO2削減は両立せず・資本主義のシステムの問題点に気付く必要あり」
2008年門川京都市長Do you Kyoto?環境に良い事してますか?☆全く流行らなかった
LNG火力発電→小回りが利く電源・ガス会社も参入可能 コストでは石炭の方が安い→石炭は電力会社しか参入できない
福島原発事故後も原発輸出計画→海外の市場で稼ぐ計画→失敗→石炭火力へシフト
太陽光 ☆ギガワット、万キロとの違い分からず混乱
火力発電 石炭→ボイラー型 LNG→タービン型(LNGをアンモニアに代替えしCO2ゼロへ)
JERAの碧南火力発電所で実験中
2030年原子力で20~22% 原発は100万キロであり原発30基を8割稼働に相当する→実際には20基稼働している状況が限界→足りない部分は火力なので目標達成は不可能
アメリカの金融決済インフラStripe GAFAMになりうる企業
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人間活動による地球温暖化は、ほとんど間違いない。
そうした中、アメリカ、中国、ヨーロッパが脱炭素に大きく舵を切っている。
ここでも日本はイニシアチブを取れそうにない。
自動車はEVとなり、牛肉や牛乳を摂取しなくなり、植物肉、オーツミルクを食べる。
再エネ比率を高めるため、太陽光、風力発電の普及、最新の小型原発の開発。
これらの流れに、対応せざるを得ない状況にきてるけど、日本では遅々として進まなそう。
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クリーンエネルギーについて色々な角度からの話があって大変面白かったです。福島第一原発事故が日本のクリーンエネルギー施策の遅れに与えた影響は想像以上に大きく、タイミングの悪さが悔やまれますね。ただ世界は北欧のように地震のあまり無い安全な国ばかりという訳でもないので、地震も多い上に遠浅の海岸にも恵まれない島国がどう原発やクリーンエネルギーと向き合っていくのか、世界をリードするチャンスでもあるなと同時に思います。
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いわゆる次世代エネルギーについて非常に勉強になった一方、数値の扱いについては少々疑念の残るものでした。
EVは本当に脱炭素を促進することになっているのか。生産から考えるのか、消費から考えるのか。ビジネス的な側面も取り上げており、とても面白かったです。
他の著者と読み比べて、確かな知識としていきたいと思います。
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脱炭素に関する様々なキーワードや会社/業界の動向が分かりやすく記述されていて勉強になった。この分野の本を読み漁っていきたい。
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わかりやすい。
各国のエネルギー企業が変革してきた事を知り、日本の未来も多少だが希望が持てた。
今後の日本企業の取り組みに期待したい。
この本に限った話しではないが、ESG投資と株価についてよく言及しているが、そのまま鵜呑みにしてはいけないとは思う。
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脱炭素化が何故進んでいるのか。
何故、TCFDが求められるようになったのか。
脱炭素関係の本やセミナーを漁るよりも、この本を読んでからの方が理解が深まる。
脱炭素に関わる全ての人にオススメの本‼️
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薄い本なので、サクッと読める。政治やクリーン・エネルギー関連企業の動向が網羅的に書かれているので、潮流を知りたい人の導入には良い本だと思う。
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気候変動が現に異常気象をひこ起こして、最前線の脆弱な場所に住む人を危険に晒している。気候変動対策は人命とつながっているということは、心地よい場所に住む人々にはなかなか気づかないことだ
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大変網羅的で分かりやすい。
特に欧州を中心に爆発的に進む脱炭素の動きの背景、様々な産業のプレイヤーの動き、その中での日本の立ち位置と勝ち筋が考察されている。
気付いた頃には世の中が脱炭素の流れの中にいて、俯瞰して何が起こっているのか分からない、全体像を掴む前に世界が進んでしまって取り残されたような気持ちになっている自分のような読者に強くおすすめしたい!
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時事的な内容で賞味期限は短いが、網羅的に主要プレーヤーをまとめ、データも充実していて、脱炭素の現在地と潮流がわかる。
・従来エネルギー企業から再エネ事業者への転身
ネクステラ(米)、エネル(伊)、イベルドローラ(西)
・洋上風力メーカー
ヴェスタス(デンマーク)16.186MW
GE(米)14.135
金風(中)13.606
遠景(中)10.717
シーメンス・ガメサ(西)8.678
・再エネ豊富地ではアンモニアは不要(水素でよい)
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気候変動と経済について、復習する為には分かりやすく纏まっていて良い本だと思う。
ただ、気候変動と経済成長の両立について学びたかった私にとっては、物足りない内容だった。