一粒で二度美味しい
2021/07/25 16:57
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投稿者:しましま - この投稿者のレビュー一覧を見る
警視庁FCシリーズ2作目ながら、今野作品の最高傑作、隠蔽捜査シリーズのスピンオフとしても楽しめる、一粒で二度美味しい作品。名物署長の竜崎異動後の大森署が事件を担当、大森署の戸高刑事とFC班楠木の奇妙なコンビがロケ地で起きた殺人事件の真相に迫る。基本的に職務は二の次、定時で帰りたくて仕方がない楠木が心の中でつぶやくツッコミが持ち味のシリーズですが、それに加えて他シリーズのスピンオフが定番になりそうな予感がします。次作も隠蔽捜査か、もしくは安曇班あたり?
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人気刑事映画のロケ現場で出た本物の死体。
夢と現のはざまに消えた犯人を追え!
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警視庁地域総務課の楠木肇(くすき・はじめ)は、
普段はほとんどやる気のない男。
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しかし、事件となると意外な才能を発揮する。
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楠木が所属する特命班「FC(Film Commission)室」には、
地域総務課、組対四課、交通課から個性的な面々が集まっている。
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FC室が警護する人気刑事映画のロケ現場で、
潜入捜査官役の俳優が脚本通りの場所で殺された。
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新署長率いる大森署、捜査一課も合流し捜査を始める警察。
なんとしても撮影を続行したい俳優やロケ隊。
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「現場」で命を削る者たちがせめぎ合う中、犯人を捕えることができるのか。
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――人気シリーズ「隠蔽捜査」の戸高刑事も登場!
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帯に「戸高」なんて書かれてるもんだから、これは読まずにはいられないと早速手に取った。FCの作品の第2作目だったのね(1作目は読んでない…)。映画撮影現場で死体となる俳優が死体となって発見され、FC室は捜査一課、大森署と協力して真相を追う。あの方が去った後の大森署が舞台となっていて、あの方もその幼馴染の部長さんも出てはこなかったけれど、ファンサービスたっぷりといった感じ。でも空気は楠木さんをメインに「マル暴甘糟」を思い出させるユルさ。お偉方も鼻の下伸ばした風で。映画の方もあのシリーズ物風だなあと思わせるものもあり。緊張感があまりない今野作品も嫌いでない、気楽に読めて楽しめました。また、どこかで戸高が出てくることを期待。
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はっきり言って物足りない。
ハードカバーで売る本ではない。
警視庁FCの関与する人気刑事コンビドラマの劇場版撮影現場で、死体役の俳優が本物の死体となって発見される。
この謎解き&動機が薄すぎる。
せっかくの大森署戸高刑事も、その持ち味が今一出ておらず、大森署のあの方の後任である超絶美人キャリア署長も、特段キャラが光ってもおらず、管理官も検死官も含めて、現実離れ感のみ増大している。
著作を出し過ぎのためと思われる。
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面白かったけど、もっと面白いと思って読んでしまった。映像化できそうないわゆる脚本のような小説。戸高の戸高らしさがもっと欲しかったなあ。FC室2作目だったようで、1作目読んどけば楠木のつかみどころのなさが気にならなかったかもという感じ。面白かったけど、戸高、戸高が読みたいんですよ。面白かったけど。
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ストーリーのワクワク感もさることながら、他シリーズとの関連が垣間見えるのがファンには堪らない。脇役なのに他作で知っていると妙に感情移入してしまったり。某連続物の今後も楽しみになってきた。
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今野敏の数多いシリーズの中でも刊行数の少ない警視庁FCシリーズの第2弾。第1弾も読んだはずなのに、すっかり忘れるほどのシリーズ。
だけど、帯に大森署の戸高が登場すると書いてあったら読まずにはいられない。
肝腎の事件の展開はさておき、現場が大森署というところでニヤリ。竜崎署長異動後の大森署の現在が垣間見れて嬉しい。キャリアの美人署長を迎え、天然キャラの美しい署長にうるさ方のおやじどもが翻弄されるのが面白い。
今作は、FC室と大森署の絡みが最大のお楽しみ。戸高の飄々としたたたずまいは健在で、FC室の楠木ともいいコンビ。楠木のキャラはいまいち好きになれないけど、今後に期待というところ。
あ~それにつけても早く、隠蔽捜査8が読みたい~(≧◇≦)
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隠蔽捜査シリーズの戸高が活躍してて嬉しいのですが、ちょっとストーリーが物足りないかなぁという感じ
署長が異動になっていて、わたしまだ隠蔽捜査7読めていないから早く読みたい
図書館サイト見てみたらあと1人
長く待ちましたがあと一息
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警視庁FCでありつつ隠蔽捜査のスピンオフってことで
ニヤニヤしながら読んでました。
前作に比べて楠木くんの神通力というのか、
彼の発想から事態が転がっていく感じが薄れてて
ちょっと残念でした。
裏を返せばそれが警察官としての成長なのかもしれないけど。
やる気ないのにそう受け取ってもらえない様は相変わらずで面白かったです。
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ミステリーとは思えないほんわかした作品。自分も今関犯行説だったが、見事に外れた。しかも伊達たちがかばっていたことには気がつかなかったから楠木以下だった。主役が犯人を外す作品は読んだことなかったな。それにしてもこんなとこで大森署の新署長に会うとは思わなかった。隠蔽捜査のスピンオフ作品として書いて欲しい。
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警視庁FC班シリーズ。
大人気シリーズ刑事ドラマ「危険なバディー」が映画化されることになり、FC班の出番となりますが、大森署管内での撮影初日、殺人事件が発生し、FC班も捜査に加わる羽目に。
相変わらず、やる気があるんだかないんだかの楠木がいい味出してます。
大森署の新しい署長もユニークで、戸高刑事は相も変わらずで、なんだか大森署が懐かしく、ストーリーもテンポよくて楽しく読めました。
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隠蔽捜査7.25ともいえる竜崎移動後の大森署の様子がわかって面白い。
楠木はいい性格というか腹黒いなぁ。
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サラサラと読めて寝しなの読書には良かったんだけど、それだけ。隠蔽捜査シリーズの戸高が登場しているという触れ込みで読んだけど、だから?という感じ。竜崎シリーズの遺産で作ったものと言わざるを得ない。
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隠蔽捜査シリーズ番外編って感じ。舞台は竜崎署長の後任で美人キャリア署長率いる大森署内の捜査本部と撮影現場。戸高刑事が相変わらずの型破りの捜査で登場する。遊び心満載のストーリー♪面白くてサクサク読めた
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人気シリーズを持ってるとこういうことができるからなあ。隠蔽捜査とのコラボなんて。もっと戸高が活躍するかと思っていたけど、まあそこは隠蔽捜査シリーズではなく。客演なので仕方ないか。