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2021/07/24 12:45
投稿元:
予測>判断>動き>打ち方
(引用)新装版 勝てる!理系なテニス 物理で証明する9割のプレイヤーが間違えている“その常識”!、著者;田中信弥、松尾衛、発行所:株式会社日本文芸社、2021年、28
いま、私もテニススクールに通っている。そのスクールでは、コーチから「サービスは、下から上に向かって打つんだよ」という言葉をよく言われている。ただ、自分自身、なぜ、下から上に向かって打つのかが理解できなかった。中学校時代、私は、ソフトテニス部であった。そのとき、顧問の先生から「サービスは、高いところから下に向かって打つんだ」と言われて育ってきた。事実、スクールに通うまでは、そのように思っていて、硬式テニスにもチャンレンジしてきた。しかし、最近になって、スクールでも、テニス関連の書籍でも「サービスやストロークは、下から上に」というフレーズに頻繁に出会う。
そんな折、元オリンピック&日本代表コーチの田中信弥さんと、理論物理学者の松尾衛さんの共著による「新装版 勝てる!理系なテニス」が発刊された。テニスを理論的に知りたいと思っていた矢先であったので、迷わず、拝読させていただくことにした。
本書は、のっけから、「なぜサービスは『下から上に打つ』のか?」から始まった。この問いに対して、理論物理学者の松尾さんによる解説に納得させられた。松尾さんは、コートの広さなどをもとに、「打点の高さが約3メートルないと、上から下に打ち下ろしてサービスをボックスに入れることができないことがわかる(本書、18)」と言われます。その後、スクールでコーチのサーブを見た時、たしかに下から上に軌道を描いていた。本書の後半では、下から上に打つサービス練習の手法も掲載されていたので、実践しようと思った。
一方、冒頭に掲載させていただいた引用文は、私も衝撃を受けた。テニスは、不等式でできているという。この不等式によれば、まずは予測、次に判断、そして動き、最後に打ち方となっている。まずは、予測することが大切なんだということを改めて認識させられた。この予測は、自分のガットにボールが当たる感触、ここから予測が始まる(本書、33)と田中さんは言われる。ややもすると、自分は、いいショットを打つことだけに集中していたのではないだろうか。私は、コーチからも「打ったらすぐに構えて」と言われ続けている。今では、コートに立つと、自分で「予測、予測」と言い聞かしてプレーしている。
本書では、理論的にテニスを分析し、ウィークエンドプレイヤーでも楽しめるヒントが多くあった。欲を言えば、確実に入るスライスサーブの方法などについて、もうすこしページを割いてほしかったなという気がした。
しかしながら、本書は、どっぷり文系の私でも理解しやすい内容であった。そして、今後のテニスプレーに活かせそうなものばかりであった。ぜひ、私のようなウィークエンドプレイヤーにおすすめしたい一冊だ。
2021/10/11 22:38
投稿元:
フットワークとか様々なテクニックについて語られ参考になるのだが、なによりも冒頭で強調されるのは、テニスというゲームにおいて大事なことは相手が打ってくるボールを予測し自分がやるべきことを判断することだと。手ニスではなく足ニス(動き)だとよく言われるが、相手をしっかり見る目ニス(観察)というのがより正解かも。
2022/04/02 12:43
投稿元:
新装版 勝てる! 理系なテニス
田中慎弥/松尾衛
理系ではないけれど。
理系なテニスを考える。
・サービスは下から上へ打つ。
・動くものを減らす。
・予測&判断の重要性。
・股間ロックの重要性。
元オリンピック&
日本代表コーチである
田中慎弥氏と
理論物理学者
松尾衛氏の共著。
田中コーチと
その弟子である
松尾氏の掛け合い漫才のように進む
テニスコーチングの連続。
次々と情報が出てくるので、
全部は自分のプレーに落とし込めないが。
感覚的でなく、
理論的に語られる内容は新鮮。
2023/09/24 17:49
投稿元:
[序文]
人のアドバイスには大きく分けて2種類。
・見た目のアドバイス
・打ってる人本人が感じる体感アドバイス
前者は物理学に沿った普遍の真理だが、体感アドバイスには人個人個人のノイズが乗る。このノイズが時として物理学的には真逆のアドバイスになることがあるのだ。
プロはそこから自分の感覚をつかめても、一般ウィーケンドプレーヤーには地雷にしかならない。
この本で学べるのは、その地雷をいかに踏まず、そして不変の物理学をもってしてテニスをするかだ。
[♯1理系なテニス]
[なぜサービスは下から上に打つのか。]
[ストロークも上から下へは物理的に間違え]
なるほど。
サーブは着弾点と打点を直線で引いた場合、サービスコートに入れるには3mの高さから打つしかない。
ストロークは同様の方法で計算すれば、2mの高さから打ち込むしかない。
のだ。詰まるところ(これは重力や空気抵抗などの因子を完全に無視しているが)ボールは上から下に打ち込むことなど物理的に不可能なのである。
[綺麗な打ち方に変身する新たな方法]
運動連鎖でボールを打つことがいい球を打つコツ。ではあるのだが、これはプロの話。ウィーケンドプレーヤーがこの領域に達するにはまず。
流れずに止まって打つ
これが重要になる。いかに止まって打てるか。それが打ち方を綺麗にするコツだ。
[動くものを極力減らすのが腕の見せどころ]
物理学を捉えるのとテニスを捉えるのは同じだ。
つまり、ボールを打つ上でのパラメータをいかに少なくして、[良い球を打つ]条件を絞り込むか。これが大切なのだ。
色々考えながらボール打つよりも、とりあえず固定できるところはとことん固定して、少ないパラメータに全意識を投じること。
そうすることで打ち方に再現性が出てくる。
[テニスは不等式でできている]
筆者曰く、テニスは
予測>判断>動き>打ち方
の優先順位で優劣が決するという。
つまり勝敗を考える時、打ち方なんてのは1番勝敗要因として小さいパラメータなのだ。
どういうことかっていうと、錦織選手に200kgの重り付けて試合すれば、俺たちでも勝てるよねってこと。
相手に触らせないこと=勝ちなのだ。
[勝ちたければ予測&判断を鍛える]
予測ってのは相手のフォームから球方向を予測したりだとか、スピンなのかフラットなのかを見ること、、、なんだけどそんな高レベルな話はおいといてまずはこうだ。自分が打った球から予測してみること。
・ガットに当たるボールの感触
・ボール軌道
・ボールの弾み方
この自分が打った球について考察し相手の返球を予測する。
なんでこんな話すんねんってことなんだけど。こんな思考、身に覚えはないだろうか。
今のミスは打ち方が悪かったなぁ、、、
これは
予測>判断>動き>打ち方
の要因重要度から考えれば全くもって不正解。
自分のプレーについて反省する時も同じで、
予測>判断>動き>打ち方
の優先順位で原因を解明していくこと。
殆どのミスは予測ができていないことによりボールの位置へ体が入れてないことが原因なのだ。
[数字から見る予測&判断の重要性]
テニスの球が100kmで飛んでくる場合、自分が動けるのは4〜5m。
そうすると、物理的に届かない限界ラインが見えてくる。(打つ場所に入って構えてから打つならば尚更。)
つまり撃たれる場所をあらかじめ予測しない限り、テニスは一生強打できないスポーツになってしまうわけだ。
俺にはこれが足りてなかった。いつも打ち方がどうのこうのとかいって、結局ポイントに入れていないだけなのではないのか。
[上手くなる人、ならない人]
ここで言っている内容はこう。
強打だけで勝てるのは若いうちだけ。予測ができる選手にあたれば強い球はただのラリー球にしかならない。
ある程度上手くなると強打より触れられない球の方が強いってことが分かり始める。つまり、気持ちよく打つよりも触れられない球の方に重点を置き日頃から練習に励めるか。それが上手くなる人とならない人のコツなのだ。
[レベルアップのために最優先事項を述べる]
じゃあ効率的にレベルアップするにはどうするの?って話。
筋力や走力ももちろんレベルアップに直結するが、もっと効率的にレベルアップするのであれば、今回のミス要因がどこにあるのか。これをまず知ることだ。そしてこの本はその主要因を予測であると言っている。
相手をよく見て球を予測すること。テニスはそこから始まると心に据えておこう。
[勝負は頭の中で決まる]
テニスは頭のスポーツである。
これをここでは言っていた。
ジュニアより伊達公子さんの方が返球が遅いのに、結果に差が出る。この違いは、いかにテニスを頭のスポーツと捉えているかだ。
上達する人の共通点は、上手い人の試合を見まくり球筋ではなく[展開]を見ること。そして自分に取り入れること。これが重要なのだ。
[予測を鍛える練習法]
スマッシュを打ってもらうのが1番。
って書いてあるけど、普段自分がやってるようなハーフコートでのスマッシュ練習ではこれは練習にならんな。
コースが限られてるから[予測]なくしても反射の[動き]だけで十分打ててしまう。
、、、いや違うか。強打を考えるならハーフコートからしっかり実践した方がいい。
次の練習でスマッシュ練習があったら予測して強打することを考えよう。
[未知の問題は予測する前にやらない]
最初は予測なんて[当てずっぽう]の領域を出ないものだ。
だが、予測ができるようになるには、この当てずっぽうからしら目潰しにアンサーを出していく他ない。予測があって行動。予測があって行動。このルーティーンを繰り返すことで、どこかのタイミングで、経験則と予測がマッチする。
次の練習はとにかく予測してから打つってのを念頭に置こう。
[簡単!データテニスで勝つ方法]
自分の試合をカメラで撮って見ること!!!!
これは重要だな。非常に重要だ。絶対今度やってみようと思う。
、、、あここで言ってるのはそーゆーことではなくて、試合結果のみから自分を評価するのではなく、大負け大勝ちパターンからの差し引きでゲームを俯瞰的に見ろってこと。
どゆことかってゆーと、自分のサービスゲーム全どり+ブレーク1回でも試合結果は6-4みたいな接戦に見えるわけだ。
自分ができたこと、相手のどこが上手くて自分が苦戦したのか。この2つを分類して1つずつ評価することがデータテニスを行う初歩だ。
↑
え動画撮るのめっちゃ良いやん。やってみよかな。
[テニスは統計学で勝てる]
この人マイルストーンの置き方が恐らくめちゃくちゃ上手い。そんでもって目標の立て方が少し自分と似てて嬉しい。
自分が経験したことを余さず吸収しようとする姿勢にめちゃくちゃ共感した。
自分の試合映像から、どこからどこへの返球でミスが多いか。どの展開が苦手か。を分析し勝つためのマイルストーンを自分で設定する。そのマイルストーンを達成するための細かい努力に全力を注ぐ。マイルストーンの解決をして次の試合に臨む。
これの繰り返しなのだ。これを繰り返していつか試合に勝つこと。これが人生生きていく上で楽しくて仕方ない。
[相手のフォームを見てコースを予測&判断]
サーブについて。もはやセカンドサーブはフォームから方向が掴めていれば撃たれる直前に構えに入るくらいで良いのかもしれない。というかこれめっちゃ試してみたい。
テニスの奥義はいかに早く打点に体を持っていくかだ。
フォアのフォームから打球予測を行うのは今の自分にはかなり難しいかもしれない。
というのも、そもそもどこで分類していいのかがわからないからだ。
この本では代表例として、ローボールヒッターなのかハイボールヒッターなのか。
を判断基準としている。これだけでもとりあえず実践に取り組んでみるか、、、
[♯2理系なストローク]
筋力が自分の1.5倍ある選手が自分より1.5倍強い球を打てるかというとそうではない。
逆に、自分より痩せてる人が自分より弱い球しか打てないかというとこれもまたそうではない。
重要なのは、ラケットヘッドスピードを早めるための腰の回転なのだ。
[沈み込むとうまく打てる不思議]
なるべくジャンプしないで打つことがテニスの世界では大切
錦織圭のエアKは打点確保のため。
プロがジャンプして打っているように見えるのは、回転エネルギーが強すぎて踏み込みで上に飛んでしまうため。
ここで重要なのは
自分から飛ぶ行為は打点確保の為でないならただエネルギーを上に逃してしまっているだけということ。
[沈み込みは重力とうまく付き合う最高の方法]
よくテニスやってると、腰を落とすと上手く飛ぶことが多い。得意なバックもしっかり腰落として打つと良い球いく傾向にある。
これなんでかって部分を物理学から考えていた。
ようは体が立ったままだと重力に対する位置エネルギーが大きいので不安定な状態だというのだ。
腰を落として自信の位置エネルギーを落とし、全てを回転エネルギーに費やす。これが、今まで勘でやっていた腰を落とす。の真実。
[ミス推奨テニススクールの開校]
いい球を打ちたい���であれば、ステップは2つ。
・正しい球を打つ
・それをコートにいれる
この2つだ。
どうしても俺らはコートに入れることを先行してしまい、正しく打てるはずの球も体を縮こまらせて打ってしまう。
これがよくない。
プロでも試合中にどかどか失敗するのだ。そんななかで練習中に失敗を恐れてフラァァ、、なんて打っているようじゃ一生上手くならない。
強打。マンブリ、そしてそこに体感の回転と腰の落とし。これを繰り返すことが上達への最短ルートだ。
[相反する概念を融合させるには?]
ジュニアはコートの先にボールを飛ばすのが精一杯。だから本気で振っていく。
しかし大人は?本気で降ると大ホームランになるので本気で体を回すことを学ばないまま力を抜くって手段でコートにボールを入れ始める。
これがよくない。
ジュニアより吸収スピードが遅いのに正しい失敗をしなくてどうする。
実験で言うところの、同じ条件で同じ実験結果をずっと叩き出してるのと一緒だ。結果に対してクリティカルなパラメータを変えないといけない。
俺にとってそれは[ミスする恐怖心だ]
[あなたは右脳派?左脳派?]
右脳は直感派
左脳は考える派
で人それぞれタイプが違うらしい。要は、完全に頭で理解してからそれを体で実行したいのか、それとも何球も打って感覚でマスターしていきたいのか。その違いってこと。
俺はどう考えても左脳派。感覚でやって周りより上手くなれるなら喜んで実行するが、どうやら自分にはセンスなるものが他の人と比べてないらしい。
ならどうするか、少しでも愚直に努力で勝ち取れる左脳派で勝負するしかないではないか。
[空振りやフレームショットは正しいプロセス]
これだ。これが1番大事かもしれない。
ゴルフと一緒だ。いい球が打てたから良かった。で終わるやつは一生上達しない。
打てた球を見るのではなく、自分のフォームがどう改善されたか。ここに着目できる人こそ1番上達できる人だ。
めちゃくちゃなフォームで10球に1球いい球が打てても何も嬉しくない。
[上達したければ、待つ]
ボールに合わせる打ち方。これは絶対ダメ。球に合わせるんじゃない。自分のフォームに球が勝手に転がってくるのだ。
ストロークもサービスも、球に合わせないからやはり最初は当たらない、フレームショットが多くなる。
がしかしだ。この先にプロの道があるなら、フォームから改善して待機晩成型で一気に追い越していく方が気持ちいいではないか。
次の練習からフォームを優先したテニスをしよう。
[正論とアドバイスは違う]
ちょとここで脱線。
グリップもガットももう5年も変えてないけど、、、上達に支障出るかな、、?
とか今考えたんだけど、なんかピッコロが重り付けて戦ってるみたいでかっこいいよな。
自分にはまだ上があるって考えながらやるのちょっと楽しい、、、笑
ってことで、(まあ色々調べた結果ガットを変えるとスピンが効きやすくなるってだけみたいで、自分はまだそもそもその領域まで上手くなってないので)ガットとグリップは変えなくていいや。
体重移動で打つのは間違い。
※えこれ間違いなの?!がっつり体を後ろから前に踏み出して少しでもラケットが同じ方向を向く領域を広げようとしてた、、、んだけどこれダメらしい。
問題は体の捻転が逃げてしまってること。
本来テニスラケットはヘッドスピードを上げれば飛ぶものなのだ。だから何回も言うけど、ボールに合わせるんじゃなくてフォームを優先的に考えること。
膝の曲げはプロで120度〜180度
つまり打つ時にピーンと立ってる選手の方が多いのだ!!!!
えーーーー、知らなかった。がっつり腰落とすのは逆効果なの?
[曲がったものはまっすぐなものの集まり]
ここまで話すとこういう反論が出てくる。
いや、回転運動だけで打ってたら打つ方向が定らないじゃないですかーーー!!!!
はいその通りなんだけど、数学の自分と一緒で、回転運動軌道も微小区間を取ってあげれば直線の集まりなんよね。
これを理解した上でラケットを振ってやること。
要は回転運動してるようだけど当たる瞬間は直線運動なんだよってこと。
さて、これテニスのフォームに落とし込むと何言ってるかって言うと、肩を中心に回転させるんじゃなくて、体感を中心に回転させろってことね。
↑
えこれ難しい。体幹を回転させるのと一緒に、肩腕ラケットの相対位置を固定するんだって。
それじゃあ絶対強い球飛ばないやん。
いや、今までの自分のフォームがムチを使いすぎてたのかな、、、
[体幹で打つことを覚えるペンギン打ち]
これ絶対次為そう。
ペンギン打ち。
今素振りしてみたけど、毎回調子の良いバックハンドは確かに体と面の位置関係が同じまま、体幹の回転で打ってるわ。
一方フォアは?、、
全然ダメ。いつも通りの素振りして感じだけど、完全に腕だけで打ちに行ってる、腕も伸びちゃってるし。これじゃあいい球打てるはずがないわ。
まずはバックハンドと一緒で、体幹ごと回していくことを心がけてペンギン打ちしてみよう。
[ボールは見ないで打つ?]
さて、ボールを最後まで見て打つってのはずーーーーーっと言われてきたことだ。
しかし。
実際問題、100kmの球を返球する場合、人間の目は2〜3m前方の球にしか反動できないらしい。
つまり速い球ほど、最後まで見てる暇なんてないのだ。
最後までボールを見るために変に顔が傾いてしまっては回転運動がボールに伝わりにくくなってしまう。
重要なのは、ペンギン打ちができていることであって、ボールを最後まで見ることじゃない。
プロが最後までボールを見ているフォームに見えるのは、あれはボールを見る為ではなく、体幹と面の位置関係を合わせたまま打つためだ。
[サッカーバスケテニスの共通点]
なにもじゃあ、ボールを見るなと言うわけじゃない。
周辺視野でコート全体を俯瞰する。このくらいがベストなんだ。ってことをここで入ってた。
[グリップはどのくらいの強さで握る?]
死ぬ気で握ること。
結論から言うとこう言うことだ。
さて急な話になるが、相手が3歳児の時と相手がフェデラーの時。グリップの握り方を変えますか?
答えはNO。じゃあ元々どっちの握りしてますか?ってそりゃは死ぬ気で握ってるでしょ。フェデラーの球なんて全力でラケット握っててもラケット吹っ飛んでいくくらい押されるんだから。
とまあこんな感じで。ラケットを握る力は極力行きましょうなんて話があるけど、これは達人の域なので一旦無視。
現状はそもそもスイートスポットに当たらないことがほとんどなので、面ブレが起きないようにしっかりラケットは握ってやろう。
[両極端を考えればちょうどいいが見つかる]
かと言ってじゃあグリップを死ぬほど握ったまま打てー!!!!
って言うかと言うとそう言うわけじゃない。
要は[自分にとって適切なグリップを見つけること]これが大切なわけだ。
いやどうやってそれ見つけんねん。って話なんだけど。
これは目一杯両極端に考えることだ。
・ラケットが吹っ飛ぶくらい優しく握る
・これ以上無理ってくらい握る
この2つをやってみると、最適解がどこにあるのか勝手に頭が考えてくれるらしい。
まずは両極端に考えてみること!!!
[グリップを強く握って痛みが出たら?]
なんかギュッてグリップ握ると腕が痛くなることがあるらしい。←問題のあるフォームだと痛くなるらしいから発見機には最低。
んじゃどこで握るの?って話なんだけど、テイクバックからスイングに移行するタイミングでぎゅっと握るくらいがちょうどいいらしい。
[ゆるゆるだからラケットがしなるのではない]
手首あたりのしなりはテニスには必要ない。
使うのは体幹から腕にかけての強い反発を持ったしなりだ。
俺は普段楽をしてドライブをかけようと腕から特に手首にかけてをムチのように使ってヘッドスピードを上げている。これがよろしくなかった。
本来は、体幹ごと回してペンギンのまま体幹から腕のしなりを使うべきだったんだな。
[プロ選手はグリップをゆるゆるで握るのか]
答えはNO。
ナダルは指に血豆ができるほどグリップを強く握っているらしい。
基本的に体が運動連鎖から離れるのは体の力みが原因だが、ウィーケンドプレーヤーが優先して会得すべきはまずはとまって体幹で打つ感覚である。これなくしていい球はない。
[自然とヘッドが上がる動作を利用する]
著者は両手バックハンドから片手バックハンドに移行した人らしい。イメージは居合い抜きなんだって。居合い抜きかぁ〜。
[上り坂に向かって打つ]
これは面白い。コートの奥にボールを飛ばしたい時。
これ自分の場所から相手コートに向かってコートが上り坂になってることをイメージすると良いらしい。
つまり、ちょい高めのコートを想像して打ち込むってことだな。
なんかしっかり振り抜けそう。
[究極の打ち方、ホバリング理論とは]
上手い人(本物の超上級者)のストロークは球がラケットに当たった瞬間空中で止まったように見えるらしい。
要はスピンをかける為に球が面に触れている時間が長い(長いように見える)ってこと。
実際には0.001〜3秒しかボールはラケットに触れていないので物理的にはありえない現象なのだが、人間の目にはボールが浮いているように見える。これは手首が絶妙にしなるようにしてるからだ。
バネを極力小さくあつかってあげる。特に手首なんかは動いた瞬間パラメータが多くなるから考えが追いつかなくなる。少なくとも手首は固定(もしくは超微量にしなるくらい)にしておいた方がいい。
[呪文によってスピンをかける]
ラケットヘッドは絶対下から出すな!!!!
が呪文。
スピンをかけたいがためにヘッドが下から出てしまう人が多いらしいが(はい完全に俺です)
これよくない。
しっかりラケットヘッドは建てた状態で、インパクトからスルーの瞬間にラケットヘッドが上を向くように手首を使ってやる。
これやるだけでスピンがかかるらしいのだ。
それまじ?やってみよ。
[強烈なスピンを生み出すテクノロジー]
とにかくヘッドを立てる立てる立てる。
テイクバックでヘッドを立てる。
そこからインパクト→スルーで手首をワイパーしてヘッドをまた立てる。
とにかくヘッドを立てる。それだけなのだ。
[スプリットステップは必要かどうかの考察]
[スプリットステップは沈み込み動作]
よくスプリットステップでジャンプする人いるけどあれ意味なくね?の話がここでされてた。
要は重心が下がっていれさえすれば次の動作に致命的な遅れは生じないわけだ。
なのにスプリットステップを踏もうとジャンプまでするあまり、最初の一歩が遅れてしまうことがある。これはよろしくない。
と、いうことでスプリットステップなんざしなくても重心を下げるだけでいいってのは覚えといた方がいいかもしれん。
[股関節ロックの考察]
[スクワットポジションをキープしてひねる]
これは股関節自体が回っちゃうとどこまでも捻転させることができちゃって、その捻りは意味なくなってますよってこと。
要は腰まで入れて捻るんじゃなくて、腰から上だけで捻転を確保しようってのがここで言われてた。
[ラケットの引きすぎは怪我の元]
ラケット引きすぎると手首痛めるらしい、、、
え俺やん。、、
今回テニスやったら手首が妙に痛かった。
スピンがかかるのが面白くて強く打つ為にテイクバックをいつも以上に大きくしてたかもしれない。
スイングはコンパクトに。
なるべく小さく小さく。そうやって考えながら次打ってみようかな。
[利き足、利きテイクバック、利きフィニッシュ]
どうやら人間には利き足ってのが存在するらしい。
打つ時に利き足で踏ん張る方がうまく打てるんだと。
テイクバックの大きさにも人それぞれの大きさがある。
重要なのは、上手い人のそれが正解とは限らないと言うこと。自分にあったテイクバックを選択しないといけないってことだ。
※ちなみに利き足が右だった場合、フォアはオープンで打った方がうまく打てることが多いらしい。
俺は間に合ってないからオープンなのか、それとも右足が利き足だからオープンなのか。それが分からん笑
[おしりの塊を骨で動かす感覚]
[体にとって自然なボレーとは]
・当てる
・押し込む
・飛ばす
ボレーにはこの3種類がある。それぞれを使い分けことがまず大事。
加えてボレーは横を向かないこと。
練習を1からスタートするならまずは正面を向いた状態からスタートしてラケットの面を前にすることから覚えると良い。
[うまいコーチは踏み込んで打たない]
上手い人ほどボレーは打ち込んで打たない。
それにとどまらず、テニスってのは如何に止まって体幹のブレを無くすか。
ここに全てが集約されてると言って良い。
[コーチ視点とプレーヤー視点を理解する]
フォアは回転半径をなるべく小さくする。
↑
これこの前やってめちゃくちゃ感じた。
そうテイクバックからインパクトまではなるべく回転半径を小さくした方が捻転によるトップスピンがかかりやすいんよな。
だからテイクバック、いやフォロースルーまではしっかり自分の体に近いところにラケットが存在する必要がある。
[パワーのあるサービスはどう打つのか]
[空に向かってボールを打ち上げる練習法]
[圧倒的にサービス練習が足りない]
ウィーケンドプレーヤーのほとんどがサービス練習が足りないってここには書いてある。
まあ対人でやってるから仕方ないよね。
と、いうことで球出しをする時にサーブを使うとか、そーゆーちょっとした工夫入れて見ればって提案がここではされてる。
[スマッシュを叩きつける人はカモ]
ネットからの眺めからしてどう考えても上から下に叩きつけないと球がコートに入らないと感じる、、、のだが、そこをぐっと堪えて下から上のスイングを続けること。
叩きつけるスマッシュにはスマッシュ特有の弾道が滑るように低くなる球が生まれない。
[大リーグ選手に学ぶサービス&スマッシュ]
入れようとするあまり、肩から先だけの腕だけ振っちゃって無いか。
そこを指摘してる。
つまり、威力のある球を打つなら、野球投手と同じで、左肩の場所に右肩がくるくらい肩の回転を使ってあげないとダメってこと。
[イメージと現実のギャップを埋める]
とにかくビデオ撮影は大事ってことがここで述べられてる。
次の練習ビデオ撮影してみるか。、、
3脚は〜、、、必要だけど一旦無しで色々画角試してみようか。
そこで三脚が必要そうなら買おう。
ゴルフにも使えるしな。
[何を優先して練習するか]
試合中に使えないスイングをしても一生上手くならない。
そこでだ、試合中は構える時間が十分に取れないことが多いので、練習の時がスイングを小さく小さくする練習をする。これが重要。
試合中に考えられることは4つが限界って書いてあったけど、俺は2つが限界だからな。
[ボールを打たないほうが上達が早い?]
相手を重んじてフォームの改善ができないなんてのはテニスをやってる以上もう仕方のないことだと思ってたのだけど。
そうか、素振りでええやん。
素振りを自分で撮影して比較する。
理想から離れてる部分を切り取って修正する。
これの繰り返しなんだよな。
んでなれてきたら壁使って球出しの練習する。
うん。これ試そうか。��ず自分のフォームがどれだけ自分の思ってるところから乖離してるのかが気になる。
[効果的なビデオ練習法とは]
これは面白い。
テニスの試合って結局は球を見ちゃうことが多い。
でもそれは選手の分析にはならない。
なら画面の半分を布かなんかで覆っちゃって、いやがおうでも選手に目がいくようにする。
これが選手を分析するの本筋だ。
なるほどな〜。んでこれ自分の時も同じ。自分が球に対してどう動いているのか。これを観察することが大切なわけだ。
こーれいいこと聞いた。つまりだ、自分の観察したかったら自分のコートだけ取っとけば問題ないってことやな。
[左ジャブはゲームの組み立てにも役立つ]
なるほどプロ選手のエースってのはジャブがあってこそ。ボクシングも同じで左で試合展開を作っていくんだな。
つまりだ、最近試合でこの1球で決め切る!!!
とか俺よく考えてるけど、それってあんまりよろしくなくて、要はバックで試合展開作ってから浮いた球をフォアで弾く。
この2球が大事なんだな。
[総評]
テニスの教科書だから文献じゃなくて挿絵がいっぱい入ってる奴がよかったのにな〜とか思いながらこの本を購入したのだが。
まるっきり意見が逆転した。
挿絵なんてのは最小限で良い。重要な情報は直感でなく理論で頭にぶち込むものだ。
だからこうやって文字でテニスのフォームについて語ってくれている書籍はとても読みがいがある。
次のテニスまでにやりたいことがどんどん増えていくのを感じながら1週間かけて読ませてもらった。
またテニスに迷うことがあれば見返したいと思う。
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