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社会との接点が多い人はそうでない人と比べて幸福度が高い場合が多い。
だから目標は、好奇心や健康でいることだけでなく、社会にギビングできることに設定するとより達成しやすい。
また、目標は一つに絞り、短期的に自分の学んだことを復習することや、目標を自分の生活に身近に関連付けたり想像したりすることは大切である。
そして、他国の実験で、選挙に行った人に印をつけ、行かなかった人の枠は空欄になるようにし、視覚的に見えるようにしたら投票率が上がった話からも分かるように、
他人と比べることはある意味、有効ということも分かった。
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オウェイン・サービスによる「行動科学が教える目標達成のルール」は、行動科学の知見を活用し、個人や組織が目標を達成するための具体的な戦略と方法論を解説した書籍である。本書では、行動の仕組みや心理学の基礎理論に基づき、単なる理論に留まらない実践的なアプローチを提示している。
冒頭では、人が目標を設定しながらも達成できない原因について深く掘り下げる。意思力だけに頼った目標設定の限界や、環境や習慣の影響について説明し、行動科学が目標達成にどのように役立つかを示す。具体例を交えながら、成功する目標設定の条件や、達成に必要な「仕組みづくり」の重要性を強調する。
次に、本書は「計画の立て方」に焦点を当てる。目標を達成するための行動プランは、抽象的なものではなく具体的であるべきだと述べ、行動を分解し小さなステップに落とし込む方法を提案している。これにより、達成感を得やすくし、モチベーションを維持できる仕組みを構築する。
さらに、環境の整備が目標達成に与える影響についても解説されている。行動を促進する環境づくりや、望ましい行動を自然に選び取れる仕組みを設計する方法が具体例とともに紹介される。また、他者のサポートや周囲の影響を活用することの重要性についても触れられている。
終盤では、失敗を乗り越えるための視点が示される。失敗を避けるのではなく、失敗をあらかじめ織り込んだ柔軟な計画を立てることで、挫折から学び、再挑戦する力を得る方法が語られる。最終的に、行動科学の原則を日常生活に組み込むことで、長期的かつ継続的な成長を実現する方法をまとめている。
本書全体を通じて、行動科学を基盤とした実践的なアプローチが多数示されており、科学的な理論と現実的な応用を結びつける内容となっている。
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ぜひ、部下や同僚に薦めたい!
目標達成を7つのルールに分解し、それぞれを詳細に解説。事例の実験データも多く非常にロジカルだが、実体験も多く記載。アカデミックな内容かと思いきや巻末付録で実務で活用できるポイントまとめもあり。新しく昇進した人やつまづいている人などに読んでもらいたい。
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習慣の仕組みと作り方。
総じて目新しい発見がなく、物足りなさがあった。根拠としての研究紹介が多く、また、翻訳特有の読みづらさも感じてしまい、なかなか作者自身の主張に入っていけなかった。
周り依存の方法の比重も多くて、単純に自分の求めていた内容とズレがあったのも要因か。
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具体例(研究)が多く紹介されていて、各ルールに説得力があった。自身の行動変容に役立てられそうな気がする。