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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
工場に勤める21歳の李沢直也
一緒に暮らし始めて1年になる恋人の渡邊絵夢にプロポーズする
指輪を受け取った絵夢だったが、広島に行くといったきり失踪してしまう
絵夢がさいごに目撃された呉市に飛んだ直也が手にしたのは
「さよなら 直也君は悪くないよ」という書き置きだけ
絵夢のあとをたどる直也の前に「江崎瑛里華」という名前が見え隠れして……
《血と暴力が吹きすさぶ中、少女たちの復讐劇が開幕する!》──カバー裏の紹介文
“最高傑作シリーズ”待望の第4弾、2024年10月刊
ラストシーンには前作に続いてあの「田代勇次」の名が登場
2作にわたる“明示された伏線”はどのように回収されるのか
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お友だちが苦しみ続けてるから、その苦しみを全て取り除きたい…と一人で立ち向かっていく有坂紗奈がもう辛くて見てられなくなってきました。
孤独な抗いももう4冊目。江崎の方の名前は高校事変で出てきたっけ…異次元の少子化対策あたりのクイズ回とか?と思ったけど定かでない。
JKシリーズ、高校事変と絡んでくるかなと思ったけれど、まだ先なのかな。それとも平行線なのか。
消しても消しても、減らないなぁ敵……とはいえ
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解説の通り、いきなり違う作品を読んでいるかの様な入りに戸惑いました。
本当に普通の青年・李沢直也。プロポーズをOKして貰って幸せ絶頂だった矢先の婚約者の失踪。必死に探すうちに、絵夢だと思っていた人物が別人だった事に混乱しつつちゃんと探そうとしてる姿が切なかったです。
本当の紗奈の姿を知ってくれる人がいるだけでも救いでした。
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21歳の李沢直也は三鷹の古びたアパートで恋人の渡邊絵夢と暮らし始めて一年になる。結婚を決意した彼は実家に彼女を連れ帰り顔合わせも無事終了し、絵夢は直也から婚約指輪を受け取る。ここまで読んでみて「路線変更か?」とかいろいろ考えたけど、広島に帰省したはずの絵夢が失踪した事から物語が動き出す。やはり健在だった有坂紗奈。そして始まる殺戮の宴。理由は渡邉絵夢の悪夢を振り払うため。変態教師、街の食い詰めチンピラ、公安のチンピラ刑事、三流ヤクザが餌食となる。今回もボロボロの紗奈。前巻同様最後に田代勇次の言及が気になる。
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婚約した途端婚約者が失踪した。すぐに探しに行くとまたあらたな戦いがあった。紗奈は名前を変え別人になりすましていた。友達を守る為に戦う。その戦いがあまりにすごく残酷だった。映像では見れないくらいすごい戦いだった。
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読み始めて違和感を感じた。
結構なページ数を読み進めているのに肝心の主人公の有坂紗奈が出てこない...
地味なミステリーで終わっちゃうの?と若干物足りなさ(ストーリーにではなく李沢直也くんが前半の主人公ということに)感じながら読んでいると、いきなりキターー!紗奈ちゃん登場。
読んでるこっちが息苦しくなるぐらいの死闘が繰り広げられて、いやいや普通なら死んでるし...
そんな状況でも執念で復讐する凄さ。やってることは残酷で実際にそんなことまでできるの??と想像しにくい描写も沢山だけど面白い。
今作でも少しだけ高校事変とリンクさせてきたので次回作でどう繋がるのか...
楽しみだー♪
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なるほどー今回はミステリ仕立てで来たか〜。最初失踪した婚約者が紗奈なのか不確かなまま何か不幸が起きるのかなと読み進める形になってとてもJKぽくないのに後半はまた殺戮の嵐で完全にJK。面白かった。そうなるわけないと知りながら、このまま李沢と再び幸せを掴む未来もあるのにな、って読者に淡い期待を抱かせるところもうまい。どうも時系列的にはこの4作目で高校事変の1作目より少し前らしく、もしかしてチュオニアンに紗奈がいたとかそんなクロスオーバーが待ってるのではと期待が膨らむ。しかし松岡センセー最近銃口正円使いすぎじゃない?JKは毎回完結したっぽいのに続くからとても嬉しい。
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松岡圭祐『JK IV』角川文庫。
シリーズの第4弾。
有坂紗奈の果てることの無い復讐の物語が描かれる。相変わらずハードなバイオレンスシーンが描かれるが、今回はミステリアスな幕開けで物語が始まる。
傷付いた渡邊絵夢という名の19歳の女性を保護し、一緒に暮らし始めた工場勤務の李沢直也は絵夢と結婚しようと絵夢を自分の姉と両親に紹介し、次に絵夢の両親に会おうとしていた。絵夢は直也が両親に合う前に直也のことを両親に話して来ると言って、呉市に里帰りする。
しかし、直也の元に絵夢が投身自殺したらしいと連絡が入り、慌てて呉市に向かうと3人の公安刑事が近付いて来る。公安刑事たちは直也に渡邊絵夢の正体は有坂紗奈で、K-POPダンスの人気ユーチューバー、EEこと江崎瑛里華であることを伝える。有坂紗奈は、川崎市立懸野高校1年生の頃、地元の非行少年グループに襲われ、両親を惨殺され、自身も暴行された挙句、チンピラに輪姦島として悪名高い沖縄県の冨米野島に売られ、そこから生還したと言うのだ。
有坂紗奈は何故、渡邊絵夢を名乗るのか……直也の元から突然姿を消した理由は……
本体価格720円
★★★★
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読み始めたとき、あれ?これってJKなん?って
前巻の壮絶なラストで決着ついたね、って感じだったので
新章スタート?みたいな感じで、若い二人の慎まやかながら
幸せな日常話を堪能していたら
突然嵐はやってきたって感じで、話が急展開
でも、ちょっとミステリーな感じで今までのJKとのつながりは感じれず
ただ、公安が出てきてから・・・
おっと、やっぱりJKなのねッて感じで、そこからは怒涛の展開に
メインは今回の主人公(?)のクライム・サスペンスな感じでしたけど
だんだんJKことEEこと紗奈の怒涛のバイオレンスショーが開幕し
気がつけばどっぷりバイオレンスのど真ん中、血溜まりの中に立ってましたは・・・
高校事変の方も大概なバイオレンスですけど、どちらかといえばあっちは技巧派
こちらは、読み手が疲労するほどの壮絶な肉体バイオレンスで
もう、読み終えたあとどっと疲れを感じていましたよ・・・
ラストは、ちょっと意味深な感じでしたので
自作も期待です。
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ミステリ仕立て?新章なのかな?と今までのJKと違うと違和感を感じつつ読み進めると後半は今までと同じく読んでいるのがしんどくなる程の壮絶な死闘。流石に今作は無理があるのではと思ってしまった。少しだけ高校事変とリンクしてるのは次作でどういうふうに繋がるのかは気になるところ
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主役の瑛里華が、前作からどのようになったかは、
中盤に来てようやく判明する。
前半は、同棲して婚約間近の女性が失踪し、その
女性の過去を探る同棲相手のストーリー。
瑛里華は、相変わらず反社集団を相手に暴れまく
るが、肉体的ダメージが蓄積してるためかこれま
でより余裕がなさそう。
ラスボスを葬るシーンは、スッキリする。
是非、次回作も読んでみたい。
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前半は何のお話じゃ?!という展開だったが、冨米野島の生き残りもたくさんいただろうから、この種の続編が出てもおかしくないなぁ…
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プロポーズに成功した李沢直也は幸せの絶頂にいた。しかし婚約者・渡邊絵夢が失踪したと報を受け全てが一変する。最後に絵夢が目撃された地、広島・呉に残されていたのは「さよなら 直也君は悪くないよ」という手紙と、崖から身を投げた痕跡だった。(e-honより)
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物語が始まってもなかなか紗奈がでてこない。
李沢君の物語になっている。
紗奈がつかの間の幸せを味わっていたことに良かったと思う反面、それを捨てないといけなかった悲しみが余計に響く。
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こんなに愛おしく思える連続殺人犯は他にいない。
JKシリーズ第四弾。
JKは女子高生ではなくジョアキム・カランブーを略したもの。
途轍もなく強い人物を意味している。
本作では21歳の李沢直也が主人公。
同棲していた直也の婚約者・絵夢の失踪から物語は大きく動き出す。
絵夢を名乗っていた女性は一体…。
勧善懲悪、復讐劇は大好物。
今回も満身創痍で悪を成敗する有坂紗奈の活躍を見守り続けた。
物語終盤はアクションシーン満載で手に汗握る展開。
正義の為に身を挺して闘う紗奈に感動すら覚えた。
いつか彼女に平穏な日々が訪れる事を心から願う。