哀しいストーリー。
2024/12/17 00:35
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投稿者:氷狼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
母と2人、気の良い住人たちと良い関係を築きつつ、狩猟で生計を立てる少女セラフィマ。
そんな平穏な日常はドイツ兵により破られ。
あっさりと殺されていく家族、隣人、友人。
獣の所業により、女性たちは。
ギリギリで現れるのは、エース狙撃手だったイリーナ。 彼女は少女により組織された狙撃兵を養成しており。
セラフィマは復讐のため、狙撃兵を目指し、他の少女たちと訓練を始めるが。
似た様な境遇の少女たち。
しかし、脱落するもの者、複雑な事情を抱える者、天才肌な者も。
優しかった世界から、憎しみが支配する世界へ。
一変した世界でセラフィマはどこに辿り着くのだろうか。
自己中な考えによる暴力を持っての略奪。
戦争と言うもの、暴力による支配、ろくなものではない。 身勝手な行動を発端とした憎しみの連鎖。
セラフィマは...少女たちは...
冒頭の展開は抉られる。
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原作が気になっていたので、コミカライズが出るなら、と読んでみました。『戦争は女の顔をしていない』を読んでいたから、よりわかりやすかったかも。残酷で救いがない。多分、この先も。
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同名小説のコミカライズ版。
話題になった小説のコミカライズって
どうなんだろうとも思ったけど、
行きつけの書店でプッシュされていたので買ってみました。
原作未読で何となく第二次世界大戦中の
独ソ戦のお話なんでしょ?ぐらいの知識でしたが、
とても楽しめました。
ソ連も大概アレだしこの先の展開がすごく気になります。
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ベストセラー作家の作品なんて全く興味が無かったが、この本が早川書房から出版されていたとは知らなかった。また、早川書房がコミックス(オンライン漫画サイトも2024年7月にオープン)を出していることも知らなかった。早川書房はSF、ミステリー、翻訳に特化した出版社だと最近まで思っていたから。そう言えば、ハヤカワ新書という新書の世界に2023年6月に進出したことも記憶に新しい。ちなみに、早川書房は逢坂冬馬でかなり儲けたのではないか?第二弾の「歌われなかった海賊へ」も順調に売れている様だ。
本書、コミックス版「同志少女よ、敵を撃て 1」は先月(2024年12月)文庫版と同時に出版された。早川書房にも協力したいし、逢坂冬馬が小林哲の対談集にも出ていたし、逢坂冬馬が最近作家デビューした(?) こともあり、急に興味が出て来たので、あとコミックスだから手軽に短時間で読めることから購入した。そして、ついてだから折角だから文庫の方も購入してしまった。嗚呼、言い訳のオンパレード。
原作は2022年本屋大賞を受賞しており、ここで内容・あらすじについて述べることは割愛する。ただ、作品(原作)完成後にウクライナ戦争が始まってしまい、この作品が売れれば売れる程作者の逢坂冬馬は心理的追い詰められていった事を文庫版あとがきに添えていた。私は現時点で原作・あらすじを読んでおらず、まだ結末部分を知らないのだが、ハッピーエンドで終わってくれることを本当に望んでいる。仲間が次々と死んでいくことは風の噂で知っているが、できるだけ犠牲者は少なくして欲しい。無理かな~、戦争だもん。
コミックス第1巻を読み終えて、内容が原作のどの程度を占めているのか確認したところ、凡そ1/6程度だった。ということは、コミックスは全6巻との計算になる。また、ハヤコミの半年分を纏めたものなので最終巻が出るのは数年後と予想される。ちなみに、コミックス読後に原作の一部を読んでみたら、恐ろしく超高速で読めるし、頭にもバンバン入って来る。文庫版が約600ページ弱とかなり分量が多いが、このペースで読めれば数日で読み切れる自信が出て来た。コミックス第3巻読了後だったら、原作をたった1日で読めるかも。
私の祈りというか希望は、コミックス最終巻が出る頃にはウクライナ戦争が終了していること。切に願うばかりである。