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投稿者:アンリルソー - この投稿者のレビュー一覧を見る
前シリーズから引き続くWWシリーズ、楽しみにしていますが、
今回はかなり毛色が違っています。
正直、グアト&ロジが関わる必要のあった話かな?と思い
ました。事の顛末も、イマイチスッキリしない感も。
しかしながら、森先生はどこに伏線を張っているのか、どこで
回収してくるのかが予測不能なので、今後に期待します。
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杖が主人公でした。グアトが引退後も電子界で重要人物なのはそれを見通しているからですね。ロジさんの行動はグアトさんへの愛情表現なのがこのエピソードでもほほえましいです。
ゆっくり拝見しようとしたのですが、もう観終わってしまいました。次作も楽しみにしています(^^)。
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読み始めは「幽霊ねぇ・・・」と思ったがどんどん引き込まれて読み切った。リアルとバーチャル、人間と人工知能のちがいを考えながら。境目はもうすでにぼやけているのかもしれない。これほど現実味のある小説は珍しいと思う。
コーヒーを飲んだりサンドイッチを作ってピクニックしたり、そういう日常の小さな幸せが少しまぶしい。
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WWシリーズ第四弾。今回のポイントは幽霊。バーチャルの世界では人間こそが幽霊なのか?WWシリーズはWシリーズよりも抽象的な話が多いような気がする。思考はさらにバーチャル化し洗練され研ぎ澄まされていく。その果てにあるのがWWシリーズの答えなのかどうなのか。それにしてもグアトとロジは相変わらずイチャイチャしてるなぁ、いいぞいいぞ。
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これまさかのシリーズものか!
この著者の「全てがFになる」は読んだことある。
この本いきなり読んだのは間違いだっただろうか、、、あんま意味わからんかった
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ヴァーチャルとリアルが曖昧な世界で幽霊騒動とは!?(゜゜;)これもマガタ博士の手の内なのか?と思うと恐ろしい((((;゜Д゜)))登場していても、いなくても回を増す毎にマガタ博士が恐ろしくなる(T▽T;)だからこそグアトとロジのほのぼのシーン(今回はピクニック♪)が嬉しい( ゚∀゚)♪
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ロボットとゴーストは共存しうるのか。
そういう観点で考えたことなかったけど確かに、人間が死から遠ざかれば、霊魂、魂というものの存在も希薄になって、それらを元とするような幽霊は消えてしまうのかもしれない。信仰がなくなって神が消えていく過程に似てるのかな。
このシリーズは一貫してグアト視点で書かれているから、幽霊の話を聞いて、実際にそれらしきものを見たとしても、ホログラムかそうでないか、人間だったかどうか、という思考になって安定してしまうんだよなぁ。そうではなく、この物語の科学者や物理学者、工学者ではない、一般的な人々の視線からみた幽霊はどうなっているのか少し知りたい。そういった一般代表として大家さん夫婦を登場させてはいるんだろうけど、結局グアトが見て語るから、なんか、薄いんだよなぁ。
どれほど人間が死から遠ざかろうと、おそらく信仰がなくなることはないだろうから、完全に消えることはないという点で幽霊より神のほうが安定しているかなと思ったけど、大昔人間が死んでいた事実は変わらないのだから、幽霊だって消えないのかもしれない。
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100年シリーズから、ずーっと読み進めてきましたが、ここ1〜2冊で感じていた惰性感極まれり、が正直なところです。特にWシリーズが好きすぎて、作品に倦怠期のような感情を抱いてしまいます。
ひと言添えるなら〝いくらなんでも杖はないだろう、杖は…〟ですかね。
嫌いになる前に続編読むのはやめようかな、でも出たらまた買っちゃうんだろうな…
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「人工知能は、既に人間の知性を大きく上回っています。完全に超越している。そこから生まれる知性は、新しい知性です。最初から肉体を持たない世代が、これから登場します。いえ、今でもその誕生は実現できます。残るのは、人間が許容するかどうか、という問題でしかない」
「いや、気にしないでほしい、一般的な判断であって、個人的な意見ではないから」
「個人的な意見をお聞きしたいと思います」
「うん、そうだね…、それは、なかなか難しい。私の希望と君の自由を天秤にかけるようなことは、避けたいな」
「グアトの希望というのは、グアトの自由なのではありませんか?」
「そう言われてみれば、そうなのかな。しかし、個人の希望というのは、個人の内部にあるわけではないよ。個人の周辺にある。個人の環境にある。たとえば、もう既に君がそこに含まれている」
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もうずいぶん森博嗣を追いかけ続けている。80冊以上読んでいる。ほとんどが繋がっていて、一貫したテーマがある。新作が出る頻度は少なくなってきているが、出ると無条件で読んでしまう作家の一人。今回も、いつものテーマを書いている。それを見守る私。現実の世界は、でも、少しずつ森博嗣ワールドに近づいてきている気がする。
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生身から解き放たれた存在はどれだけ自由になれるだろう?
生身に執着するのは、そこが自分の帰る場所として残ることに安心感を得られるからじゃないだろうか。
それを手離したら次はどこに帰るだろう。
根無し草のようにヴァーチャルの世界に漂う?
やっぱりヴァーチャル界隈の話は感覚としてまだ受け入れ難さがある。ヴァーチャルが舞台なら幻想みが強い方がより楽しい。
WWシリーズ四作目。
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読むと自分の考え方に影響を受けているのが面白い。例えば幽霊→恐怖の連想は自分も含めて一般的な反応だろう。しかし主人公にかかれば「その手の話題を聞くことが時間の無駄」だったり、「ホログラムを投影する装置を探す」だったり、「実態がないのはバーチャルと変わらない」だったりするのだ。読み進めて視点を変えて見ることを繰り返すうちに、いつのまにか事実と感情を切り離して考えられるようになっている。私は感情を重視する人間だが、読後は「現実主義ってこんな感じかな」と思えるような一時的な変化が楽しめる。
また、バーチャルを行き来する設定を、私が理解できない事もあって、読み進めるうちに、未来と現実と小説とバーチャルといった境目が曖昧になり、ちょっとした混乱をきたす。
そんなこんなで、読んだあとの私は、この世のちょっとした出来事では驚かない自分になってい点で愉快だ。
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WWシリーズ4作目。
今回は幽霊騒動。
基本、淡々としている。勿論、いつものようにロジが活躍する戦闘シーンや危機からの脱出シーンはあるんだけど、全体は落ち着いた印象がある。その雰囲気が結構気に入っている。
ヴァーチャルの中に幽霊が登場できないとか、へ~と考えてします。幽霊ってリアルへのヴァーチャル側からの侵入なのか。ボンヤリ変なことを考えるのが嫌いじゃないんだな。
僕の頭の中の電気信号をヴァーチャルの世界に移したら、ずっと生きられるんだろうけれど、視覚や感触を感知する機能を残してリアルの中に生き続けることは考えられないのかな。皮膚感覚や重力を覚える感覚が必要なら、端末としてのロボットが必要かな。
色々変なことを考え出すのも、この小説のお蔭。
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SF。WWシリーズ4作目。
森さんのシリーズ作品で、たまにあると個人的に思っている、小休止的なお話という印象。
幽霊騒ぎや事件も起きるが、シリーズ的には特別進展はないかな?
グアトとロジのやり取りが微笑ましい。
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今回の話は、筋がいつも以上に難しかった。動機とかもよくわからない感じだった。
でも、このシリーズは、あまり細かく筋を追うというよりも、抽象的なディスカッションを楽しむものなのかも、と思ったりもする。
今回の話で言えば、リアルとヴァーチャルの関係性、その表裏なのかと思う。ヴァーチャルの館がリアルと対称なのは、その表裏を表しているのかも、と思ったりする。